4・28沖縄デー 各地で決起 米軍・自衛隊に怒りの抗議とデモ
4・28沖縄デー行動が各地で闘われた。日米安保粉砕・中国侵略戦争阻止の訴えに多くの労働者人民が合流。5・15沖縄闘争、6・14反戦闘争への総決起態勢を打ち固めた。香川でも陸上自衛隊善通寺駐屯地に向けたデモが行われた。
■沖縄(那覇)
改憲・戦争阻止!大行進 沖縄は、4月26日に「4・28沖縄デー全国統一行動」の一環として、県庁前反戦集会と国際通りデモをやり抜きました。
右翼は4台の街宣車を繰り出し妨害してきました。米兵による性暴力に抗議していると、若者の部隊を登場させて、集会に乱入させようとしてきました。私たちは防衛隊を先頭に、こうした動きに体を張って抗議し、退散させました。
さらに性暴力をおこなった米兵の身柄拘束を求めない沖縄県警が右翼を泳がせていました。腐った癒着関係です。しかし、こうした右翼の妨害があったにも関わらず、立ち止まって聞き入る人やビラ撒く仲間と討論になる人もいて、反戦集会として盛り上がりました。演説を聞いて、頑張れ!と拳をあげてくれる人もいました!
また、アジア・太平洋戦争の激戦下を生き抜いてきた高齢の女性も初参加してくれて、元気よくビラまきもしてくれました。反戦集会は、右翼の妨害に怯まず大成功しました。逆に沖縄労働者民衆の怒りに火をつけ、飛び入り参加する若者も生み出しました!
集会後のデモには圧倒的な反応がありました!沿道から一緒にこぶしをあげて共に声をあげてくれる人が何人もいました。沖縄デモの大成功は、そのまま4・27渋谷デモの大高揚へと繋がっていきました。
右翼の全国的妨害は、大行進運動の躍進の証そのものです。4・28闘争から、米日の中国侵略戦争阻止の「5・15沖縄現地闘争」へ。5・19辺野古座り込みで資材搬入を止めよう!4月23日に新たに発覚した米兵による女性暴行事件を絶対に許さず、全基地撤去!日米安保=戦争同盟粉砕!の大反戦闘争を巻き起こそう!6・14全国闘争へと上り詰めよう。
(改憲・戦争阻止!大行進 沖縄 鈴木哲也)
■大阪
改憲・戦争阻止!大行進・関西は26日に大阪市・御堂筋にて「中国侵略戦争とめよう!沖縄と連帯する大阪なんば反戦デモ」を開催しました。集会に先立つ京橋駅での大街宣は、宣伝・扇動戦の変革をかけた実践として集会・デモと一体で取り組まれ、多くの関西各地の仲間と全学連の学生が参加。開始に先んじて保守系団体が一帯を占拠していましたが、大行進街宣隊は事前に意志統一を行なった力で、妨害を許すことなく展開を開始することができました。これまでは街宣場所の構造物に固定していた横断幕やプラカードも、今回からは参加者が手に持ってアピールすることにしたところ、これまで以上の迫力が出て注目が集まりました。街宣中には地声でのシュプレヒコールもおこない、これも道行く人々を引きつける大きな効果を実感しました。
集会では基調提起と全学連からの4・27沖縄デー渋谷闘争への結集アピールののち、関西各地の大行進運動を代表してアピールが続きました。続発する沖縄米軍性暴力事件への怒りを今日のデモで街頭に訴え、明日の渋谷に中国侵略戦争阻止・自国政府打倒を掲げる実力闘争の大隊列を登場させようと訴えてデモに出発。これまで梅田で行なっていた「梅田反戦デモ」の2倍以上の距離と時間でしたが、広い御堂筋に先導車両のスピーカーからの声が力強く響き渡り、情勢と相まって歩道を歩く若者や旅行者の反応も格段に活気にあふれていました。SNSで開催を知りデモコースで待ち構えていた大学生や、連休で遊びに来ていた高校生グループが飛び入り参加し、元気いっぱいで解散地点までデモを貫徹。戦争情勢の激化はとりわけ若者に人生選択を迫るものとしてあり、私たちの闘いの内実と真価が問われていると強く感じました。次の決戦である6・14全国集会・デモに向け、さらに宣伝・扇動を洗練させ、巨万の結集を関西の地から実現していく決意です。
(改憲・戦争阻止!大行進・関西 西納岳史)
■山口(岩国)
4・28沖縄デー闘争の全国行動の一貫として、4月29日に米軍岩国基地撤去を訴え、岩国駅で街宣、集会を行い、岩国基地正門に向けたデモを行いました。
正午に岩国駅前に広島の学生・女性、労働者が結集、香川や愛媛の大行進の仲間も駆け付けて、約40名での街頭宣伝を行いました。13:00からはリレートークで集会を行いました。宮原事務局長から基調提起では、昨年の日米指揮所演習(キーンエッジ)では、極東最大の米軍岩国基地が最前線基地として稼働し、逆に攻撃も受ける前提の演習を行ったことが暴露されている。この戦争に自衛隊が最前面に立って、参戦することも明らかになっていることから、トランプ政権と石破政権を打倒して「中国・アジア人民を大虐殺し、沖縄・琉球弧・日本全土を戦場とする中国侵略戦争を絶対に阻止しよう」と呼びかけました。8・6ヒロシマ大行動の呼びかけ人で、岩国基地の戦闘機の訓練地域である安芸太田町の町議である大江厚子さんからは、戦争絶対反対の訴えで今春、三選を果たしたことと、3期目を中国侵略戦争阻止に全力で、活動していく決意のアピールが発せられました。改憲・戦争阻止!大行進・呉準備会の仲間から 新基地建設と闘うアピールが発せられました。広島大学の全学連から、4-5月安保沖縄闘争に向けた決起のアピールが力強く発せられました。
この訴えに、運動部の試合で来ていた広島市内の高校生や地元の青年の男女が集会に飛び入りで合流し、戦争阻止の闘いの前面に青年、学生、女性が立ちました。
デモに出発です。合流してきた青年たちとはそこまででしたが、プラカードを持って、コールに合わせてデモ隊を見送ってくれました。デモ中には、沿道を自転車で通りかかった男性が「米軍基地はいらない」とコールを唱和して、地元の人々と基地撤去で合流しました。駅から基地までは約1時間のデモコース。青天に涼しい風が吹く中、岩国基地周辺の住宅にも「中国侵略戦争阻止!」「岩国基地撤去!」の声が響き渡りました。
デモ終了後は、米軍岩国基地への抗議申し入れ行動です。岩国基地正門前には、山口県警の機動隊が規制線を形成し、基地ゲートには近づけないような弾圧体制を作っていました。抗議を受け入れようとしない米軍岩国基地への怒りと共に「中国侵略戦争阻止!」「米軍基地撤去!」の声を叩きつけ、隊員に「侵略の銃を取るな!」を呼びかけました。米軍の兵士もデモ隊に手を振るなど、反応が返ってきました。5月沖縄現地闘争、6・14全国3千名へ、共に闘っていきましょう。
(8・6ヒロシマ大行動実行委員会・八木康行)
■福岡
4月29日、「4・28沖縄デー」を期して立ち上がった全国の仲間と連帯し、「沖縄を戦場にさせない!中国侵略戦争阻止!ガザ虐殺を今すぐやめろ!4・29天神反戦デモ&沖縄デー集会」をおこないました。
この日、雲一つない晴天の下で天神・警固公園へと結集した仲間たちから口々に「中国侵略戦争阻止!トランプ・石破打倒」の熱烈なアピールが発せられ、公園を訪れた家族連れなど多くの人々からの大注目が集まりました。奇しくも同時刻・同場所で石破政権の一角を占める与党・公明党の代表・斎藤鉄夫が地元議員を引き連れての演説会を開催し、警察権力と一体でバリケードを張り巡らして公園を制圧しようとしてきました。私たちはこれを断固はね返し、4・27渋谷デモの熱気を携えて九州に駆けつけた全学連の西村凌風書記次長を先頭に、改憲と戦争を推し進める自民・公明両党を徹底弾劾しながら意気軒高と集会を勝ち取りました。「(公明党の)妨害なんか気にせず、やってしまえ!」と檄を飛ばして合流する人もあらわれ、意気軒高と天神反戦デモに出発。「日米による中国侵略戦争阻止!」「沖縄を戦場にするな!」「佐賀空港オスプレイ配備反対!」「長射程ミサイル九州配備をゆるさないぞ!」と怒りの声を轟かせ、福岡の街を席巻するデモをうちぬきました。
デモ終了後、14時から九州キリスト教会館にて沖縄デー集会が開催されました。全学連・西村書記次長が「中国侵略戦争を止める全学連の闘い」と題して講演をおこない、8・6ヒロシマ原爆ドーム解放、10・7イスラエル大使館突撃などの実力闘争に果敢に挑む全学連の姿が鮮烈に提起されました。そして、昨年5月に辺野古新基地建設工事を実力阻止した闘いの地平を決定的に前進させるため、「来る5・17-19沖縄現地闘争にともに立ち上がり、帝国主義を打倒する安保・沖縄闘争の爆発を勝ち取ろう」と鮮明な実践方針が提起されました。
続いて、オスプレイ裁判支援市民の会副代表の野中宏樹さんから、佐賀空港オスプレイ配備を阻止する闘いの報告が詳らかに提起されました。野中さんは佐賀へのオスプレイ配備を「沖縄・九州を貫く一大軍事ライン構築」の要に位置し、沖縄・九州を戦場にするものと断じ、迫りくる戦争に危機感を抱く沖縄の知人からの「何としても止めてほしい」との切実な声を受け、「佐賀の地で戦争に向かう動きに全力で抗っていく」との決意を語られました。二つの講演を受けて、活発な質疑応答がおこなわれ、「どうやったらデモを実行できるのか?」という実践的な問題意識や、「戦争を引き起こす根本の原因はなにか?」という本質的な問いかけが出されました。西村書記次長は「資本主義の限界、基軸帝国主義アメリカの没落こそが、戦争の原因」であり「戦争に反対し、そのことを通して根底的な社会変革を実現することが唯一の回答」と明確に提起。参加者からは「(中国侵略戦争を止めることは)人類史を決する問題という提起は本当にそのとおりだと思う。そのことを全力で訴え、行動する学生・青年たちがいることに心から感動します」と熱烈な共感の声が寄せられました。最後に集会実行委員会からまとめと行動方針の提起をおこない、5月沖縄、6・14全国集会に結集し、8・6ヒロシマ-8・9ナガサキ闘争を中国侵略戦争-核戦争阻止の大闘争として爆発させるため、ともに立ち上がろうことを呼びかけて集会を締めくくりました。この日の闘いを新たな出発点に、中国侵略戦争を阻止し、戦争に突き進む日米帝国主義を打倒する反戦闘争の爆発的発展に向かって、新たな仲間と共に5月沖縄闘争へ総決起していきます。
(改憲・戦争阻止!大行進九州 事務局)
■北海道(札幌)
4月26日開催された北海道における沖縄デーデモと新入生歓迎集会(いずれも主催:大行進・北海道)は中国侵略戦争に対し「侵略を内乱へ」を掲げ全人民が総決起していく、その胎動を感じるさせるものとなった。
今回北海道には京都大学から全学連亀井副委員長が駆けつけた。
デモ出発前札幌駅南口広場で行われた街頭宣伝では亀井委員長を先頭とするアジテーションに次々と通行人が大注目。トランプ・石破にたいする怒りの弾劾に高校生が「そうだ」と声を上げたり、通りがかった男性が財布の中に入っている紙幣全部をカンパしていくなど、かつてない共感と賛同があった。
デモ終了後には北海道クリスチャンセンターにおいて新入生生歓迎集会が開催された。
司会あいさつののち、亀井副委員長が1時間にわたる講演に立った。演題は「中国侵略戦争を止める全学連運動」。中国侵略戦争・世界戦争について「戦争の階級的本質」を解き明かすところから始まった講演のハイライトは「実力で戦争を止める全学連」の章だ。この間の沖縄・広島での実力闘争の地平を明らかにするとともに、「女性解放の闘い-政治と暴力の奪還を」でこの間様々な苦闘を伴いながら全学連がかちとってきた内容はブルジョア社会における汚物を振り払いながら自らと全人民の解放をかちとっていくというプロレタリア革命の原理そのものだ。
質疑応答ではこの春大学に入学した新入生から感想が語られた。「パレスチナ問題に関する上映会に参加して、何も知らない自分を本当に恥ずかしいと思った。しかし、こんな状況のなかで闘いに立ち上がっている全学連の仲間をみてカッコいいと思った」と発言。会場は一気に盛り上がった。
また学生のみならず、この間「琉球弧を戦場にするな」などの上映会で知り合った新入生の保護者も集会にメッセージを寄せた。「上映会に参加し、久しぶりに目が覚めました」から始まり「この悲惨な現状を終わらせることを目標に、自分が何をすべきか、改めて始めて行こうと思います」も決意に満ちたメッセージに全体が奮い立った。
最後に司会から沖縄闘争と6・14闘争への決起、大行進・北海道の行動方針が呼びかけられ、集会が締めくくられた。
この間の沖縄デー闘争と新入生歓迎集会を一体で取り組んできたが、新入生のみならず保護者と深く結合したのは今年が初めてだ。本当に社会に怒りが満ち、階級が動き始めている。
北海道から学生・青年を先頭とした大反戦闘争をつくり上げるべく全力でたたかいぬきます!
(石澤常光)
■愛知(名古屋)
4月27日、全国一斉の4・28沖縄デー闘争の一環として、改憲・戦争阻止!大行進東海が呼びかけた名古屋反戦第8波デモに、初参加者2名含めて22名が結集して闘われました。
前段の決起集会では、東海合同労組の私が「日米安保同盟こそ、中国侵略戦争の為に沖縄を軍事要塞化するものであり、粉砕の対象です。中国侵略戦争阻止!日米安保=戦争同盟粉砕!を掲げて今日のデモに決起しよう!5・17~19沖縄闘争から6・14トランプ・石破打倒全国集会へ総決起しよう」とアピールしました。
次に郵政労働者が基調提起を行い「米帝・トランプの世界再分割戦争と対決し、帝国主義を打倒する国際的反戦闘争にたちあがろう!中国侵略戦争への日米軍事同盟の強化、『挙国一致』『翼賛体制』を打ち破り、沖縄基地撤去・安保粉砕へ!5・17~19沖縄闘争、6・14改憲・戦争阻止!大行進全国闘争に結集しよう!パレスチナはじめ、帝国主義の支配と闘う被抑圧民族の解放闘争と固く連帯し、全学連への不当弾圧を打ち破り、沖縄-本土を貫く反戦・反基地闘争を、安保粉砕!石破打倒の闘いとして、青年・学生・女性と共に闘いましょう」と今日のデモの意義を訴えました。
連帯挨拶としてアラブ未来協会の田中さんが、イスラエルによるガザ虐殺の継続を弾劾しました。教育労働者OBは、トランプによる中国侵略戦争に警鐘を鳴らしました。
デモ隊は、「日米の中国侵略戦争阻止」「アメリカ・イスラエルは虐殺をやめろ」「ウクライナ戦争今すぐやめろ」などと訴えながら米領事館を直撃するデモを貫徹しました。
改憲・戦争阻止!大行進東海の中軸を担う東海合同労組は、仲間を増やしながら5月沖縄闘争、6・14全国闘争へ総決起します。
(東海合同労組執行委員長・坂野康男)
■香川
全国の仲間とともに、4・28沖縄デー闘争を闘い抜いた。沖縄・琉球弧を捨て石にして、米帝とともに中国侵略戦争を遂行する石破は、西日本の要とされる陸自第14旅団(善通寺)を南西諸島へ出撃させようとしている。自衛隊の再編が相次ぐ中で、3月24日には『統合作戦司令部』が発足した。明らかに米日帝が中国侵略戦争を決断し、自衛隊が侵略軍としての起点に立ったということだ。
そのもとで実施される4月27日の駐屯地創設祭での6年ぶりの市中行進と19年ぶりのブルーインパルスの展示飛行は、中国への戦争翼賛と排外主義を宣伝扇動し、戦地へ駆り立てる隊内の士気向上強化を推し進めるためのものでしかない。私たちは、これを絶対に許さない。3月末には第14旅団に1回目の申し入れを行ない、善通寺市長、香川県知事にも要請行動を行なった。そして当日、中四国の仲間と一体で戦争翼賛の創設祭を弾劾、『自衛官は侵略の銃を取るな』と訴えデモと再度自衛隊に申し入れた。デモ隊は、創設祭でごった返す大勢の人々から圧倒的な注目を浴びた。
今こそ私たち一人ひとりが、戦争絶対反対の先頭に立つことを決意し、団結した力で中国侵略戦争阻止!トランプ・石破打倒!6・14中央政治闘争に向け、5月星野絵画展と5・15沖縄闘争を闘い抜く!
(大行進香川・吉田康彦)
この記事へのコメントはありません。