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JR尼崎事故から20年 現地で集会・デモ

動労西日本が呼びかけた「尼崎事故20カ年弾劾!集会」が4月20 日、JR尼崎駅前で開催され、70人が結集した。

事故現場までのデモに立つ(4月20日 兵庫県尼崎市)

JR尼崎事故から20年の今年の集会は、いつになく注目を集めた。事前の周辺ビラまきではマンションの住民からエールが送られた。当日の集会前段の街宣では、阪神・淡路大震災で家族を亡くし、JR尼崎事故でさらに家族を亡くした労働者と出会った。この方は、今は実家を離れて暮らしているが、4月25日が近づくと戻ってきていると語り、最後まで集会に参加された。
冒頭、動労西日本の原田隆司委員長が主催者あいさつに立ち、「事故から20年間、責任をとらせるためにJR西日本を追及してきた」と怒りを込めて発言した。
基調報告を山田和広書記長が行い、「JR西日本の歴代社長3人が尼崎事故の責任を問われて起訴されたが、最高裁で『責任なし』とされた。許し難い。尼崎事故の最大の原因は国鉄分割・民営化による労組破壊攻撃だ。JRでは今、東北新幹線の連結器が走行中に外れるなどの重大事故が続発している。いつ第2の尼崎事故が起きてもおかしくない」とJRを弾劾した。また、戦争が切迫する情勢に触れ、「トランプ政権の関税戦争は中国侵略戦争が狙いだ。石破政権も大軍拡と南西諸島へのミサイル配備・基地強化を進めている。自衛隊機が台湾海峡を進む中国軍の輸送艦をミサイルで攻撃するという想定で図上演習が行われ、実働演習が繰り返されている。米日の中国侵略戦争を止めよう」と訴えた。
動労千葉の川崎昌浩執行委員が特別発言で、3月ダイヤ改定阻止のストライキについて報告するとともに、JR東日本が新系列車両の機能保全・臨時修繕の業務の外注化を提案してきたことを徹底的に弾劾した。
3月26日のストライキを闘った動労西日本の岡崎昭夫副委員長、4月21日にストライキを構える高槻医療福祉労組、改憲・戦争阻止!大行進兵庫、同関西が決意を述べ、全学連は戦時下で激化する弾圧に怒りを燃やし戦争阻止へ闘うと表明した。
集会後、参加者は「尼崎事故を繰り返すな」「JRは責任を取れ」のシュプレヒコールを上げて事故現場までのデモ行進を闘いぬいた。

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