大行進千葉が新スタート 反戦闘争の爆発へ方針確立
改憲・戦争阻止!大行進千葉は4月20日、百万人署名運動千葉県連絡会と合流し、新たなスタートとして「キックオフ集会」を開催し、50人の結集で成功をかちとりました。
集会冒頭、改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の森川文人弁護士から講演が行われました。米日が中国への侵略戦争に突き進み、現実にも戦争が開始される中、「反戦」は国策との対決です。本当に闘い抜くためには、自国政府と対決し、帝国主義・スターリン主義を打倒する闘いにならざるをえません。しかし、「リベラル」勢力はナショナリズムと決別できず、問題の解決を「国」「政府」に期待しています。それは結局、「国家と一体化せよ」「国を守れ」という攻撃と闘うこともできず、戦争と排外主義に加担することになります。森川弁護士は、「これがリベラルの限界だ」とその本質を明らかにしました。
また女性解放闘争の重要性に触れ、運動内で発生した女性差別事件を決して許さず、大行進運動を、女性が「政治と暴力の奪還」を闘い取ることのできる組織・運動とすることを核心点として提起しました。最後に、「戦争への怒りに火をつけよう。仲間を増やし、力を見せつけていこう」と力強く訴えました。
大行進千葉の斎藤佳久事務局長が基調報告を提起しました。打ち出した闘いの柱は、①米日帝国主義による中国侵略戦争を絶対に阻止するために闘う、②日米安保同盟粉砕・沖縄米軍基地の全面撤去のために闘う、③石破政権打倒をかちとるために首都・東京での巨大な反戦デモへと闘う、④侵略戦争の巨大な兵站(へいたん)・出撃拠点とされようとしている成田軍事空港粉砕をかちとり、三里塚反対同盟・市東孝雄さんの農地を守る闘いの最先頭で闘う、⑤中国侵略戦争のための武器見本市(5月21~23日、幕張メッセ)を粉砕するために闘う、⑥青年・学生・女性の巨大な反戦決起をつくり出す、⑦階級的労働運動の大発展をかちとる——の7本です。トランプ関税が世界を揺るがし、「80年の戦間期の終わり」とマスコミでも語られています。歴史の大きな転換点を迎える中で、世界戦争の時代に真っ向から立ち向かい、巨大な反戦闘争を爆発させる運動方針を確立しました。
その後、動労千葉、三里塚反対同盟、旧百万人署名運動千葉県連絡会、ちば合同労組、全学連からの発言がありました。
まとめと行動提起が行われた後、千葉市内のデモに出発。多くの人たちが窓を開けて、あるいは歩道で立ち止まってデモに注目し、訴えに聞き入りました。
大行進千葉は新たなキックオフをかちとり、青年・学生・女性を先頭にして4・27渋谷デモの成功から5月沖縄闘争―6・14全国反戦総決起闘争の3000人結集に向けて闘います!(改憲・戦争阻止!大行進千葉 片峯潤一)
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