全学連先頭に国会闘争/大軍拡予算粉砕へ
改憲・戦争阻止!大行進東京の呼びかけで3月27日、「大軍拡予算案粉砕、9条改憲阻止、石破打倒」に向かって国会闘争が意気高く闘われた。全学連を先頭とする40人の団結した力で、中国侵略戦争に突き進む戦争国会を直撃する闘いをやり抜いた。
初めに全学連の西村凌風(りょうが)書記次長が基調報告を行い、全世界的な激動情勢の核心問題を暴露し、労働者階級の闘争課題を鮮明に提起した。冒頭、米帝とイスラエルが停戦協定を一方的に破棄してガザ大虐殺を再開したことを徹底弾劾し、「血を流し命をかけて不屈に闘っているパレスチナ人民と連帯し、全力で帝国主義打倒へ闘おう」と呼びかけた。
また米帝トランプの関税戦争が逆に米帝の絶望的危機と没落を深めること、結局米帝は米日軍事同盟で中国侵略戦争に突き進む以外にないことを明確にし、「プロレタリア革命で帝国主義を打倒しよう」と訴えた。
西村さんはさらに、大軍拡と改憲・戦争に突き進む石破政権の攻撃を具体的に暴露し弾劾した。その中で13日に衆院憲法審査会が今国会で初めて開かれ「緊急事態条項」=戦争がテーマとなったこと、会長の枝野幸男(立憲民主党)が「護憲派という印象を払拭したい」と語って積極審議ー改憲への動きを強めていることを弾劾し、「9条改憲絶対阻止!」を訴えた。
基調報告を受けて婦人民主クラブ全国協議会、改憲・戦争阻止!大行進中野と同神奈川、全学連が報告と決意を表明した。それぞれの発言者から、国会内野党と連合が中国侵略戦争に総屈服し戦争協力の道を突き進んでいること、こうした状況を突き破って「実力闘争へ青年・学生・女性のさらなる決起を」という力強い訴えが行われた。
最後に杉並区議会議員で改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の洞口朋子さんが発言した。洞口さんは、この日政府が公表した「沖縄12万人避難計画」について、「沖縄の先島諸島から住民を追放し、島々を中国侵略戦争の軍事拠点とするための攻撃だ」「沖縄の人々の生活と命を踏みにじる暴挙であり、絶対に許せない!」と怒りを表明し、断固粉砕を呼びかけた。そして、「戦争が始まる前に止めよう。これは青年・学生の未来のかかった闘いだ。4~5月安保・沖縄闘争を闘って6・14反戦大集会へ、大行進運動をさらに大きくしていこう」と熱烈に訴えた。
最後に西村書記次長が、「この永田町と霞が関に中国侵略戦争を進める張本人が集まっている。中央政治闘争を実力闘争として断固闘い、石破政権を打倒しよう」「全国・全世界に労働者階級の怒りが渦巻いている。すべてを大行進運動に結集して闘おう」と呼びかけ、締めくくりに全員で国会に向かって怒りのシュプレヒコールを挙げて、行動を終えた。
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