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ガザ虐殺に全米で抗議拡大

ガザ大虐殺に反対して不当逮捕されたジョージタウン大学のポスドク研究者バダル・カン・スリさんら全政治囚の釈放とイスラエルからの投資引き揚げを求め、学生や教職員が学内をデモ(3月23日 ワシントン)

大学生がデモ隊の先頭に

 全世界で今、10~20代の学生・青年を先頭に巨大な反戦闘争が巻き起こっている。最大の焦点が、死者が5万人を超えたパレスチナ・ガザ大虐殺との闘いだ。何よりも、イスラエル・ネタニヤフ政権による虐殺を全面的に支えるアメリカで、自国の帝国主義政府を打ち倒す内乱的な闘いが始まっている。中でも、イスラエルと太いパイプをもつ大学が闘いの舞台となった。ニューヨークのコロンビア大学で始まった「ガザ連帯キャンプ」は全米―全世界に拡大し、パレスチナ連帯の闘いはアメリカの国内―世界支配体制を揺るがしている。
 この闘いに追いつめられたトランプ政権は大学や学生・教職員組合への攻撃を強め、3月8日には国外追放を狙ってコロンビア大の大学院生マハムード・カリルさんを不当逮捕した。ジェノサイド反対・パレスチナ連帯の政治活動をしたことだけが「理由」とされ、法律違反の嫌疑など一切ない。大学当局が弾圧に協力し、デモ参加者への処分や解雇を乱発する中、他大学でも研究者らが同様に逮捕されている。
 しかし、カリルさんは獄中からのメッセージで「私の勾留は学生運動がパレスチナ解放に向けて世論を変える大きな力をもっていることの証しだ」と述べ、パレスチナ解放へ共に闘うことを呼びかけた。多くの学生がこれに対し「カリルさんへの攻撃は全ての人への攻撃だ」「トランプの脅しには屈しない」と応え、政治囚釈放・即時停戦を求めるデモが全米に拡大している。

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