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動労総連合定期中央委 本格的な組織拡大へ 動労神奈川迎え新たな決意

20150515b-1.JPG 動労総連合第29回定期中央委員会が4月29日、DC会館で開かれた。今回の定期中央委員会は、この間、動労総連合のすべての単組が組織拡大を実現している中で、歴史的なものとして成功した。新しく結成された動労神奈川の参加と、3・14ダイヤ改定反対闘争の中でCTS(千葉鉄道サービス)の清掃労働者8人が動労千葉に加入したことが報告されると、「動労総連合を全国に」にふさわしい高揚感に包まれた。

 田中康宏委員長のあいさつ、石井真一副委員長の経過報告、川崎昌浩書記長の情勢と当面する方針の提起が行われた。田中委員長はあいさつで、今定期中央委員会がかちとるべき課題を4点にわたり提起した。
 第一は、動労総連合のすべての単組が組織拡大を実現し、新しく動労神奈川が結成されたが、その教訓を全体化して動労総連合の本格的拡大を実現することだ。「動労総連合を全国に」の出発点にしよう。
 第二は、1047名解雇撤回闘争、外注化粉砕闘争、反合・運転保安闘争を軸に第2の分割・民営化攻撃=総評解散以来の労働運動解体攻撃に立ち向かい、階級的労働運動の復権をかちとることだ。国鉄闘争全国運動を本格的に発展させ、6・7国鉄集会を3000人の結集で成功させて、今こそ国鉄分割・民営化攻撃との30年の闘いに決着をつけよう。大量退職問題を逆手にとった組織破壊攻撃を粉砕し、定年延長と65歳まで働ける労働条件をかちとろう。
 第三は、戦争と改憲、社会丸ごと民営化、総非正規職化に突き進む安倍政権の打倒へ全力を尽くすことだ。ゼネストに立ち上がっている韓国・民主労総と固く連帯し、集団的自衛権行使に向けた安保・戦争法案に反対し全力で闘いぬく。
 第四は、動労水戸の常磐線全線開通阻止・被曝労働拒否、全原発廃炉の闘いを階級的労働運動再生への重要な挑戦と位置づけて闘いぬくことだ。
 討論は、①第2の分割・民営化とは何か、②職場、とりわけ清掃職場の劣悪な労働条件と超低賃金への怒り、③職場には組織拡大の条件が無数にあること――の3点を中心に行われた。
 さらに執行部から、次のような重要な提起がなされた。「組織拡大はJRとの戦争だ。資本は動労総連合をつぶすために組織拡大を絶対にやらせない態勢をとってくる。職場と運転保安にこだわり、動労総連合の基本に立ち返る」「職場の労働者に見える闘いを組織し、労働組合とは何かを真剣に議論して、労働組合の原点に立ったオルグを全職場で強化する」「組織拡大は困難な闘いだが、とにかく一歩踏み出し、あきらめずにやり続けることだ」「世界と日本の情勢、第2の分割・民営化攻撃は『動労総連合を全国に』を求めている」
 以上の方針を全体で確認し、田中委員長の「今日を外に打って出る闘いの出発点にしよう」という総括答弁があり、団結ガンバローで終了した。(K)

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