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日航の整理解雇撤回求めCCU組合員ら146人が集団提訴に立つ

s20110121a-1.jpg 1月19日、日本航空による昨年末の165人の整理解雇の撤回を求め、146人のパイロット、客室乗務員が東京地裁に提訴した。「日本航空は整理解雇を撤回しろ!」と書かれた赤い横断幕を先頭に約200人の原告団・弁護団が東京地裁に向かう瞬間は、波が押し寄せるようで圧巻だった。
 提訴行動に先立ち、当該の日航キャビンクルーユニオン(CCU)と日航乗員組合、航空連が東京地裁前で宣伝行動を展開した。労組交流センターも宣伝行動に加わり、原告団を激励、2・16国鉄集会のタブロイド判宣伝ビラ数百枚を配布した。 

s20110121a-2.jpg 「動労千葉が今日指名ストに入った」との報に接したCCU組合員は、「私たちも指名ストで闘ってきた」と応え、共感を表した。CCUの組合員は解雇撤回を貫く国鉄闘争との結合を求めている。
 CCUの森副委員長は、53歳以上を理由に整理解雇された一人として闘う決意を表明した。「この整理解雇はまったくおかしい。安全運航を守るためには経験が大事なのにベテランの首を切った。すでに職場に復帰した人まで病休を理由に解雇した。人の命を守る航空会社が絶対にやってはならないこと」。日航への痛烈な批判と警告だ。
 航空連の近村議長は、19日の毎日新聞に載った日航の稲盛会長の「就任直後は『航空会社は安全と定時運航、サービスが第一、利益は二の次』と言う人すらいた」という発言を批判した。「安全運航第一への批判は許せない。金融機関に約束したから解雇というのは不当だ」
 ところで御用組合のJAL労組は、同じく整理解雇にあった客室乗務員2人を「解雇されたら社員ではないから組合員でもない」と突き放した。2人はCCUに加入、提訴を決意した。CCUは組織を拡大し、闘い続けている。昨年末のCCUの全組合員によるストライキは日本共産党の横やりで中止されたが、被解雇者は闘う意欲に満ちている。不屈に闘うCCU組合員に連帯し、ともに行動に立とう。(KW) 

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