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2・9国鉄集会 国鉄解雇撤回へ決戦態勢

国鉄1047名解雇撤回・中国侵略戦争阻止へ全参加者が決意を固めた(2月9日 東京都江戸川区)

戦争突入情勢と対決し

 国鉄闘争全国運動は2月9日、東京・江戸川区総合文化センターで国鉄集会を開き、470人が集まった。1047名解雇撤回裁判の控訴審に勝利して階級的労働運動をよみがえらせ、中国侵略戦争を阻止する決戦陣形を打ち固めた。

 国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんが開会あいさつで、ユンソンニョルの非常戒厳を粉砕した韓国の闘いの意義を明らかにした。ユン政権と徹底対決してきた民主労総はユン退陣の闘いを先導し、来たる大統領選に労働者統一候補を立てる議論を始めている。日本の労働運動にも波及する事態として、この闘いへの注目を金さんは訴えた。
 連帯あいさつで三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんは、耕作権裁判の3・24判決と3・30現地闘争への結集を訴え、仮執行宣言付きの反動判決が出た場合は農地強奪阻止の実力闘争に立つと宣言した。
 独裁軍クーデターと闘う在日ビルマ人のテンテンウさんは、民主化勢力の命がけの闘いが独裁軍を追い詰めている状況を明らかにし、日本政府の独裁軍支援を許さない闘いを訴えた。
 韓国の鉄道労組ソウル地方本部のカンジョンナム本部長と民主労総ソウル地域本部のキムジノク本部長のビデオメッセージが上映され、韓国労働者の熱い連帯表明に集会は沸き立った。

国鉄闘争はまさに今現在の攻防点だ

 動労千葉の関道利委員長が基調報告に立ち、中国侵略戦争の切迫下、国鉄闘争は今現在の攻防点だと強調した。そして、3月ダイヤ改定時に久留里線廃止阻止を焦点にストライキを構えて闘う方針を打ち出した。
 全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾副委員長と全国金属機械労組港合同の中村吉政委員長のメッセージが読み上げられ、関生支部の湯川裕司委員長への有罪判決を許さない決意を共有した。
 動労千葉の中村仁副委員長が東京高裁宛て署名で解雇撤回裁判の東京地裁反動判決を覆そうと訴えた。藤田正人弁護士は東京地裁判決を徹底批判し、控訴審へ力の集中を呼びかけた。
 動労千葉の佐藤正和副委員長は、千葉機関区を廃止し隅田川機関区千葉派出への再編を狙うJR貨物に怒りを表し、JR東日本による安房鴨川駅の検査派出廃止の攻撃と併せ、ストを構えて反撃すると表明した。
 動労総連合水戸の照沼靖功委員長は、常磐緩行線の10両編成列車のワンマン化と対決し、「労組なき社会」化を許さず、25春闘を反戦春闘として闘うと発言した。
 動労東京環境アクセス支部の宮本恵実支部長は、反戦闘争で組合員を拡大し団結を固めた経験を語り、戦争阻止の力ある労組を職場に打ち立てると表明した。
 久留里線と地域を守る会の三浦久吉代表は、JRの廃線方針を受け入れた君津市長に対し、市議会での廃線反対決議を目指して運動を続け、廃線を何としても阻止する意思を表した。

ストライキを構え25反戦春闘へ!

 決意表明でJAM日本機械工業労組の山口弘宣委員長は、執行部の予想を超えて噴出した組合員の一時金低額回答への怒りに押されて昨秋闘をストで闘ったと述べ、労働者への信頼が求められると強調し、連合打倒へ闘う決意を語った。
 船橋二和病院労組の飯田江美委員長は、就業規則不利益変更の白紙撤回を求め冬季一時金カットに抗議して行われた1月24日のストについて、「国の制度が悪いから仕方がない」と諦めれば医療破壊も戦争も止められなくなるから闘いを決断したと述べ、国会開会日のスト当日、「軍事費を上げて社会保障を切り捨てるな」と国会前で声を上げたと確信に満ちて報告した。
 8・6広島暴処法弾圧被告の古郡陸さんは「広島を使って核戦争を進めることこそ犯罪」と断じ、反戦闘争の高揚で弾圧を打ち砕く決意を示した。
 全学連の矢嶋尋委員長は前日の学生への弾圧を「11月集会の隊列を1・5倍にした全学連への支配階級の恐怖の表れ」と断定し、「石破とトランプが『日米関係の黄金時代』と言うなら、私たちは革命と内乱の黄金時代を」と述べ2・23新宿反戦デモを訴えた。
 国鉄闘争全国運動呼びかけ人の山本弘行さんが集会をまとめ、運動の原点に返って署名を広げ、解雇撤回裁判に勝とうと力説した。
 動労千葉の渡辺剛史書記長のリードで拳を上げ、決意を新たに決戦に入った。

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