7学生不当逮捕・捜索許すな 戦時弾圧粉砕へ連日抗議行動
京都府警は2月8日に全学連執行部を含む京都大学の学生ら6人、13日に1人を「威力業務妨害」の容疑をでっち上げて不当逮捕した。9日に京都大学熊野寮、12日に東京の前進社本社に家宅捜索を行った。断じて許すことはできない。直ちに全員を釈放しろ!
7人が「威力業務妨害」とされているのは、2022年12月に京都大学で行われた熊野寮祭企画「総長室突入」である。これは大学の管理強化や学生寮敵視の政策などに対し総長に直談判を要求する抗議行動だ。それから1年半以上も後の24年9月、京都大学はこの闘争に参加した5人の学生(今回逮捕された学生を含む)に対して「学生を扇動し喧騒(けんそう)を激化させた」という理由で停学処分を下し、キャンパスへの立ち入りを禁止した。
しかし学生らは処分に一歩もひるまず、キャンパスに立ち入って戦争反対を訴え続け、同年12月13日には京都大学で「全国学生反戦集会」を打ち抜いた(本紙1月1日号)。追いつめられた京都大学当局と国家権力は、最先頭で闘う7人に今度は「威力業務妨害」をでっち上げて不当逮捕したのだ。2年以上も経って「事件化」するなど政治弾圧以外の何物でもない。
これは2月8日の石破・トランプ会談直後の弾圧であり、中国侵略戦争体制構築に向けた学生運動と革命運動つぶしの戦時型弾圧に他ならない。8・6広島暴処法弾圧とも一体の階級闘争圧殺攻撃だ。逮捕された学生らは、中国侵略戦争に真正面から反対し、反戦闘争・京大闘争の先頭に立ってきた。そして全学連は昨年9月、矢嶋尋委員長体制を確立し、11月労働者集会では前年の1・5倍の結集を勝ち取った。多くの青年や女性を獲得し、沖縄や広島をはじめ反戦の実力闘争を中心で担っている全学連を潰すことが、この弾圧の狙いである。
京都大学の学生をはじめ、直ちに弾圧粉砕の抗議行動が連日闘われている。そして何より、不当逮捕された学生らは完全黙秘・非転向を貫いて闘っている。この7人と固くスクラムを組み、2・23新宿反戦デモを爆発させよう。救援カンパをぜひよろしくお願いします。
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