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11・3労働者集会へ妥協せず最後まで組織化を

11・3労働者集会に向け賛同人会議

11・3全国労働者総決起集会/改憲阻止!1万人大行進に向けた第4回賛同人・賛同団体会議が10月12日、東京都内で開かれた。11・3集会前に設定された最後の会議は、残りの期間、総力の組織戦を展開すると確認した。

動労千葉の田中康宏委員長が提起に立った(10月12日 東京都江戸川区)

本気の組織戦を!

呼びかけ3労組を代表して発言した動労千葉の関道利委員長は、8・6広島や9・22横須賀、10・7パレスチナ蜂起1年闘争など、数の力を伴う実力闘争を発展させてきたことに自信を持ち、11・3にはこれを数倍にする結集を実現しようと訴えた。また、東海労働者集会に参加するためこの会議には欠席した全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾副委員長から託されたメッセージとして、「残りの期間、妥協せず最後まで行動で示して6千人結集を」の言葉を紹介し、皆の奮起を促した。
国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんは、11・3組織化へ各自が突き当たっている課題を出し合い、その克服の方向性を共有する討論を呼びかけた。
改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の森川文人弁護士は、8・6広島暴処法弾圧の弁護人として、広島地裁が10月8日に公判前整理手続きで強行した密室での警察官の証人尋問と、それに抗議する人々を排除した異様な警備体制を弾劾した。そして、戦時司法への転換を許さず5被告を直ちに取り戻そうと訴えた。
動労千葉国際連帯委員会の山本弘行さんは、韓国の民主労総ソウル地域本部と金属労組旭硝子支会、イタリア、ドイツ、ブラジルの代表団が11・3に参加すると報告した。
動労千葉の田中康宏前委員長が提起に立ち、日本の労働運動・階級闘争の歴史的転換点をなすものとして11・3をかちとろうと強調し、「街頭、職場で本気のオルグを」と声を強めた。(要旨別掲)

組織者を組織する

討論では、各地区・各組織の組織化の進展状況が報告された。全学連は、パレスチナ蜂起1年の10・7闘争に向けて、キャンパスや街頭で意識的な組織戦を展開したことが800人の新宿デモに結実したと報告した。洞口朋子杉並区議は、11・3をためらわずストレートに訴えることが、青年の主体的な決起をつくり出すと強調した。
自らの闘争が生み出した情勢を数に転化する意識的努力は、至るところで続いている。それは、組織された人を直ちに組織者として獲得し直す過程でもある。
神奈川の代表は、9・22横須賀闘争でこじ開けた情勢を11・3結集に結びつけるため、全県キャラバンを展開する方針を打ち出した。ストライキを闘った労働者は、ストで職場の仲間の意識が変わっただけでなく、自身の変革をかちとったことが、職場や地域に打って出る原動力になっていると語った。職場で大胆に反戦を訴え、仲間の予想外の好反応に自信を深めたという報告もなされた。
6千人の目標達成にはさらに大きな飛躍が必要だ。だが、残りの期間を全力で闘えば、それは必ず実現できる。会議はその確信と燃える決意を共有し、11・3の組織戦はラストスパートに入った。

11・3を歴史の転換点に
田中康宏・動労千葉前委員長の提起(要旨)

労働者の選択肢は11・3日比谷野音

総選挙と11・3組織化の過程は完全に重なりました。自民党は分裂の危機にあり石破新政権はボロボロですが、自民党が一致して進めているのは戦争準備です。戦争に向けて歴史を覆すような動きが進んでいるのに、それを誰も言わない。中国侵略戦争やガザ大虐殺こそ最大の問題だと言う野党は一つも存在しません。労働者の未来は国会にはない。労働者の選択肢は11・3日比谷だと訴え、この政治を打ち倒す労働者自身の力を登場させよう。
イスラエルによるパレスチナ人民虐殺、中東全域への戦争拡大を支えているのはアメリカです。アメリカはウクライナへもどんどん兵器を送っている。最大の焦点は米日帝国主義による中国侵略戦争です。大軍事演習「キーン・ソード25」は日米4万5千人を動員し、中国を仮想敵国と明示して行われます。
この中で11・3集会は開かれます。
5・15沖縄、8・6広島、9・22横須賀、10・7パレスチナ蜂起1年闘争は、この時代に何をなすべきかを必死に考えて実行し、大きな可能性を開きました。そのもとにどれだけの人々を結集できるかが問われています。後に、2024年11月3日は歴史の転換点だったと言えるようなものを実現しなければなりません。

新たな安保・沖縄闘争つくり出そう

11・3集会がかちとるべき課題の第一は、新たな安保・沖縄闘争をつくることです。米軍の少女暴行事件とその隠ぺいへの怒りは満ちているのに、沖縄で県民大会が開けない。既成勢力が崩れているからです。本土の側から新たな闘いを生み出すことが必要です。
課題の第二は、破綻した新自由主義、労働法制改悪、雇用・賃金・社会保障の破壊、国力の一切を国防に集中する攻撃と闘い、階級的労働運動を復権させることです。
昨年の11月集会以降、われわれは30波のストを切り開きました。どんなに困難でも、この闘いを広げ続けなければなりません。その宣言を発したい。
課題の第三は、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同、動労千葉をめぐる攻防に勝ち切ることです。関生支部の湯川裕司委員長への懲役10年求刑を許さず、第2ラウンドに入った港合同昌一金属支部の闘いを支え、JRが主導する「労組なき社会」化を打ち破らなければなりません。
課題の第四は、戦争情勢下で国際連帯をさらに発展させることです。
残す期間、火の玉になって組織しよう。千人が本気になれば6千人は結集できる。街頭、職場で本気のオルグを展開しましょう。

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