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3・17渋谷、360人が被災地との分断打ち破り団結のデモ打ちぬく!

s20110318a-1.jpg 「共に生き、共に闘おう!」 力の限り叫んだ。職場・街頭から集まった労働者・学生、被災地・仙台から集まった学生、そして飛び入りの青年・学生も一緒になって叫んだ。これが労働者階級の腹の底からの思いだ。労働者階級は団結してこの社会を根本的に変える以外に生きていくことができない。大恐慌・大震災に対してこのことを示す怒りの緊急闘争が17日、東京のど真ん中・渋谷で打ち抜かれた。
 19時、代々木公園。緊急闘争にもかかわらず360人の労働者・学生が結集した。 

 菅政権は「すべての集会を自粛してくれ」と公園管理者に要請しているという。まさにこれが「政治休戦」だ。だがこれを断固ぶちやぶって、「すべての原発の即時停止を! 震災を口実とした首切り反対 菅政権を打倒し、今こそエジプトのように社会を変えよう」の横断幕を高々と掲げ渋谷の街に打って出た。
 法大文化連盟の斎藤郁真委員長は集会基調で「自衛隊が道路を封鎖している。被災地には救援物資は届かない。菅政権は被災地を支援するつもりなどないのだ! 自治体に物資が届いても分配する人がいない。金がかかるからということで堤防も造らなかった。これが新自由主義がもたらした結果だ。そして菅政権は原発輸出、核武装のためだけに原発事故の事実を隠す。労働者がどうなってもいいというのか! ただちに全原発を止めろ! こんな社会を根本から変えよう! 3・20渋谷反戦デモに大結集し、私たち自身の大救援運動を始めよう!」と訴えた。
s20110318a-2.jpg 「心を一つに闘ってきた仲間は生きています!」。東北大学学生自治会の石田真弓委員長は、被災地の真実を知らせ菅政権を倒すために必死の思いで東京にかけつけた。「菅政権は被災地では何もしていない。自衛隊を動員しているというが、街を直していなければ救援物資も配っていない。そして大学当局も『学生は帰省しろ』と何の責任も取らない。菅政権を打倒すればこんな現状を変えることができる」と訴えた。そして「今、生き抜くために多くの人の中に団結が生み出されている。新自由主義によって破壊されてきた団結が被災地からよみがえろうとしています! 地域に労働組合をよみがえらせよう! 学生自治会を組織しよう! 3・20に全力で決起しよう!」と渾身の被災地からのアピールを行った(写真)。集会には被災地・福島の労働者からのアピールも寄せられた。
 この訴えに首都圏の労働者が次々と応えた。「職場でも『政治休戦』の攻撃が襲いかかっている。私は職場で闘い抜く。これが被災地の仲間との連帯だ」(福祉労働者)、「僕も解雇された。この怒りと被災地の怒りは同じだ!」(全逓労働者)、「セシリーとアーリーン(ロサンゼルス統一教組の仲間)から全力で支援するというメールが届いた」(教育労働者)。労組交流センターを代表して小泉義秀さんは「東日本大震災救援本部を動労千葉と立ち上げた」と3・20闘争をもって大救援運動に入ることを宣言した。北島邦彦杉並区議も連帯して統一地方選必勝を誓った。職場と被災地、そして世界の闘う仲間が一つになった。
 そして「計画停電」の影響でいつもより暗くなっている渋谷の街を、力強い労働者・学生の団結したデモ隊が菅政権に迫った。「労働者の力で被災地救援を」などのプラカード、「すべての原発をただちに停止しろ!」「大震災による増税・首切り反対!」「自衛隊ではなく食料送れ!」「労働者・学生は生きるために団結して闘おう!」などのシュプレヒコール、「原発停止!菅打倒!」のデモコールが渋谷の街に響き渡る。街には「自分も何かをしたい」という思いがあふれている。集会・デモの訴えを聞いた青年労働者・学生も職場・街頭からすぐに合流し、ともに拳を突き上げた。
 菅政権への怒り、震災さえ金儲けの対象にする資本への怒り、そして共に生き共に闘う仲間がいるという連帯感。労働者は団結にこそ生き抜く道がある。「生きさせろ!」という労働者の叫びがついに被災地との分断と「挙国一致」体制を突き破り具体的行動となって始まったのだ。公安警察どもはこの労働者階級の根底的な決起に震え上がっている。
 職場・街頭に打って出てどんどん組織し、3・20渋谷反戦デモへ総力結集しよう!(KZ) 

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