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5・12沖縄集会、福島と沖縄を結び新自由主義粉砕へ戦闘宣言発す!

s20120515a-1.jpg 5月12日夕、今年の5・15闘争のメイン集会として「復帰」40年5・12沖縄集会が那覇市民会館中ホ-ルで開かれた。全国から青年労働者・学生を先頭に400人の仲間が大結集し、福島と沖縄を結び新自由主義と対決する5・15闘争として意気高く闘いぬかれた画期的な集会となった。午後の国際通りデモの爆発的高揚感を引き継ぎ、さらにテンションも一段と高く闘いとられた。
 集会のはじめに、写真家の比嘉豊光さんの70年当時の写真映像「沖縄闘争70-72年」が放映された。70年当時の全軍労闘争とそれを最先頭で牽引した全軍労牧港支部青年部の力強い闘いなどが映し出され、あらためて沖縄闘争における基地労働者の闘いの大きさを感じさせた。 

s20120515a-2.jpg 集会は、国鉄闘争全国運動・沖縄の呼びかけ人である金城幸男さんの主催者あいさつで始まった。金城さんは「沖縄は『復帰』して40年になるが問題は何一つ解決していない」として、北朝鮮のミサイル発射を口実とした沖縄へのPAC3配備、自衛隊950人の配備強行、さらにオスプレイの配備が準備されていることを弾劾した。最後に「解雇撤回・基地撤去の立場に立って労働者を組織しよう。情勢は変わります。沖縄から反戦・基地撤去、死すべきは資本であることを高らかに宣言しよう」と訴えた。
 連帯あいさつに移った。「とめよう戦争への道!百万人署名運動」事務局の川添順一さんが「この社会を根底から変えて戦争を阻止するために闘おう」と訴えたのに続き、「星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会」が登壇した。星野暁子さんが獄中の星野文昭さんからのメッセージを読み上げ、3・30再審棄却決定を徹底弾劾し、「すべてのみなさんの闘いとひとつになって証拠の全面開示と文昭の解放を求める全国全世界的運動を呼びかけます」と訴えた。
 そして「3・11から一年、フクシマからの報告」として、福島県小学校教諭の國分俊樹さんから特別報告が行われた。國分さんは、福島から沖縄に避難して来た人たちへの支援を訴え、さらに福島原発の現状を詳細に語り、原発と核兵器と軍事産業は搾取と分断の象徴だと弾劾した。内部被曝の恐ろしさ、国の基準のでたらめさ、そして戦争も原発も根は一緒であることを語り、最後に「私たちは未来に禍根を残さないために頑張っていきましょう」と締めくくった。続いて、福島診療所建設委員会事務局長の渡辺馨さんが、「今福島で起こっているのは、目の前で人が殺されても文句言うな、避難しろ、逃げろと言うあり方、これとの闘いです。この現状を変えたい」と、生きるための闘いの拠点として診療所建設があることを強く訴えた。
s20120515a-3.jpg 実行委員会から基調報告を提起したのは、北部合同労組(うるまユニオン)の富田晋委員長。富田さんは冒頭、昨年の闘いを振り返り、今なお拡大し続ける放射能汚染の現実に激しく弾劾をたたきつけた。そして、「職場生産点・学園・地域での私たちの闘いと存在が日を追うごとに必要とされてきている。私たち自身が労働者全体の利益を体現して闘う存在に押し上げられた。それがこの1年間の闘いだ。私たちはすべての仲間、労働者、大衆に責任をとる立場として5・15闘争に結集している」と今年の5・15闘争の意義を鮮明にさせた。さらに「復帰」40年の沖縄闘争の獲得目標として、第一に原発再稼働を阻止し、全原発の廃炉を実現することをあげ、第二に全基地撤去の闘いを訴えた。「70年当時の全軍労牧港支部青年部の闘いが今の世代にも受け継がれている。そこに資本家は心底恐怖している。基地はいらない、労働者が生きられる社会をよこせ!と声をあげていこう」。そして第三に、各職場・各学園で国鉄闘争全国運動の拡大と動労千葉支援する会の建設を訴え、6・10集会への大結集を呼びかけて基調報告を閉めた。
 6・10国鉄闘争全国運動大集会へのアピールが動労千葉の田中康宏委員長と動労水戸の石井真一委員長、国労小倉地区闘争団の羽廣憲さんの3人から発せられた。田中委員長は国鉄1047名解雇撤回闘争の意義と4・9派による裏切りを真っ向から批判し、「この闘いは労働者の未来をかけた闘いです。奪われてきたすべてを奪い返す闘いです。今も人間が腐りきった政府によって殺され続けている。この現実の中で労働組合が息を吹き返さなければならない。それには国鉄分割・民営化から始まった民営化・労組破壊・非正規化、この攻撃に立ち向かうことです。そのための集会が6月10日の集会です。新自由主義と対決する労働組合を甦らせよう」とアピールした。続いて石井委員長が「沖縄の基地撤去の闘いも、福島の反原発の闘いも反合・運転保安闘争という勝利の如意棒をもって絶対反対で闘う」と発言。羽廣さんが「国労は連合に行くために私たちを切り捨てた。全国運動で新しい国労をわれわれの手でつくりあげることを始めたい。6・10が勝負だ。待ったなしの闘いだ」と訴えた。
 集会の最後は決意表明だ。沖縄から動労千葉を支援する会・電通沖縄、動労千葉を支援する基地労働者の会、沖縄北部の非正規労働者。さらに全国各地からの烈々とした決意が表明された。全学連の大森靖之副委員長が京大決戦への決意を語り、最後にNAZENの富田翔子事務局次長が全原発の廃炉と診療所建設を闘いとっていこうと訴えた。
 この日の集会カンパは、全額が診療所建設委員会の渡辺事務局長に手渡され、全体の拍手で確認された。最後に団結ガンバローで集会を閉めた。(YM) 

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