復帰40年、県民大会の場で沖縄とフクシマの怒りが結合!
5月12日に続き13日も晴れ、強めの風が赤旗を力強く翻す闘争日和だ。「怒 福島隊」の2本の大のぼりが宜野湾を吹き抜ける風にたなびく。
復帰40年5・15県民大会が開かれる宜野湾海浜公園野外劇場前には、昼過ぎから「解雇撤回・基地撤去、非正規職を撤廃しよう! 新自由主義と闘い、辺野古新基地建設とめよう!」と大書された沖縄労組交流センターの横断幕が広げられ、3日間でのべ6千人の参加となった平和行進の到着を待ち構える。午前中、県庁前とパレットくもじで街頭宣伝を展開して結集した星野再審全国連絡会議の全国隊列、郵政非正規ユニオンののぼりも林立している。
東西南3コースの平和行進に参加した全国の労働者が到着すると、NAZEN署名や星野署名に足を止めた労働者との討論があちこちで行われた。国鉄闘争全国運動6・10集会のビラも全労働者に手渡された。
県民大会では、発言に立った衆議院議員の照屋寛徳さんが、「今年の県民大会の特徴は反原発、脱原発の言葉が掲げられたこと、『怒 福島隊』ののぼりも見えています」と福島からの参加を紹介すると、会場全体から大きな拍手! 72年沖縄返還協定批准から40年、米軍基地に苦しめられてきた沖縄と、3・11から1年、原発を押し付けられた結果の原発事故に怒りを燃やして立ち上がっている福島が、5・15沖縄で結合したのだ。
平和行進の南コースの本土代表として平和行進を牽引した国分俊樹福島県平和運動センター事務局長(福島県教組)は、「何から何まで真っ暗闇で筋の通らぬことばかり~~どこに福島の夢がある~~」と思いを込めて鶴田浩二の歌を歌い、「福島と沖縄を苦しめていることの根っこはひとつ。違いは沖縄の基地はまだまだ人間の手でなくせるが、福島の放射能は人間の手ではなくせないということ。この社会に風穴を開けるために沖縄から基地をなくしましょう。それが社会を変えていく福島の支援になる」と呼びかけた。
5・15を前に普天間基地へのオスプレイ配備が打ち出される中、15日には野田首相が沖縄にやってくるというのだ。辺野古新基地建設や高江ヘリパッド建設を阻む闘いを始め、与那国島への自衛隊配備策動との闘い、嘉手納、普天間をめぐる爆音訴訟の闘いなど、沖縄の労働者は絶対拒否の闘いを粘り強く闘い抜いている。もう我慢の限界だ! 突破の鍵を握るのは、新自由主義と真正面から対決して闘う労働組合と階級的労働運動の再生だ! 国鉄闘争全国運動の大発展こそその突破口だ! 沖縄とフクシマの怒りと結合し、労働組合をよみがえらせよう! 6・10集会に大結集しよう!(M)
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