沖縄で青年労働者交流集会、青年部運動再生へ決意みなぎる
5月15日夜、「オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流集会in Okinawa」が那覇市青年会館で開催された。職場で闘う労働組合をよみがえらせようと奮闘している青年労働者が全国から結集、職場闘争の教訓を持ち寄り6・5国鉄大集会と8・6ヒロシマ世界大会へむかって自らが労組の指導部へと飛躍し青年部を再建する決意を打ち固めた。
被災地、動労千葉青年部再建委員会、沖縄の青年労働者が特別報告を行った。
宮城の全逓労働者は「職場から闘いをおこすことが最大の被災地支援だ。JPが被災地も関係なしにボーナスカットするのは許せない。これから全国で大失業が始まる。国鉄闘争全国運動を軸に労働組合が闘い、新自由主義のこの社会を根本から変えよう」と訴えた。福島の青年労働者は「資本のアキレス腱は安全問題。安全に金をかけたら原発をつくれない。電力労働者の闘いが決定的。6・5国鉄大集会に全力で福島からもかけつける」と決意を述べた。また、動労千葉青年部建設委員会は「闘いなくして安全なしの原則でがんばる。組織拡大で外注化をとめる」とアピール。沖縄の青年労働者は「職場の労働者の全生活に責任をとっていく立場で組織しよう」と職場の組織化の教訓を述べた。
基地労働者が講演を行った。全軍労牧港支部青年部の闘いが現在に鮮やかによみがえった。全軍労が70年闘争時に37日間のストライキを闘い抜いた後、職場に戻ると執行部への大量処分攻撃が待っていた。これに立ち向かっていったのが牧青だ。この闘いに全責任をとる青年の指導部をつくりだし、基地内でデモや抗議闘争に決起した。世界初とも言われる米軍基地内での闘いをつくりだしたのだ。これが全軍労全体の闘いとなり、今日の全駐労の土台をつくりだした。「大衆に支持される言行一致の青年部運動」という牧青のスローガンも紹介され、労働運動再生の確信が指導部づくりにあることが提起された。そして現在、基地内での首切り攻撃に全力で立ち向かう決意が明らかにされた。
医療労働者の基調提起では、基地労働者の講演を受けて「労組の指導部になろう」と熱烈に訴えられた。原発をとめ、米軍基地をなくし、震災解雇を許さない闘いの一切が職場に労働組合をよみがえらせることだと鮮明に提起された。
全国の職場闘争の教訓が次々と語られた。全逓労働者の「職場の人間関係を結び、郵政大リストラに対して職場全体で闘いを進めよう」という発言をはじめ、「青年が自分の思いを実現する組織として青年部をつくろう」と職場の仲間と参加した自治体労働者、関西地区生コン支部への弾圧を弾劾した関西の自治体労働者、「原発も基地も国や企業が地方に押しつける構造が同じ。だから沖縄闘争に参加した」という茨城の自治体労働者の発言が続いた。広島連帯ユニオンの青年労働者は、労組破壊のためのでっち上げ刑事弾圧に対して、断固無罪であることを訴え、絶対に弾圧に負けずに団結を守り抜くと決意した。
最後に8・6ヒロシマに向けて広島の青年労働者が「今年の8・6ヒロシマを世界に向かって戦争も核もいらないとアピールする世界大会としてかちとろう」と訴えた。(KZ)
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