5・12那覇・国際通り、デモ隊と街全体がひとつになった!
「革命の火薬庫、沖縄にようこそ!」「われわれを非正規に突き落としておいて、子どもたちの未来まで奪うのか! 貧困と非正規、基地と戦争の島・沖縄。この沖縄を革命の島にするために、5・15ですべてをひっくり返そう! この3日間の闘いで沖縄を変えよう! 5・15沖縄闘争を国鉄闘争全国運動の6・10大集会につなげよう!」――沖縄の青年が怒りを炸裂させて訴えた。
5月12日午後4時すぎ、沖縄県庁前は、沖縄と全国から集まった労働者・学生で埋まった。労働組合旗、のぼりが林立、中央に「怒 福島隊」の大のぼりが翻る。
全学連の坂野書記長の司会で、2012年、大恐慌と3・11情勢下で迎えた復帰40年目の5・15沖縄闘争開始を宣言。国際通りデモに向かって、決起集会が始まった。
「革命の火薬庫、沖縄にようこそ!」――沖縄北部合同労組・うるまユニオンの富田晋さんが自分の職場に非正規労働者の組合を結成したことを報告し、「貧困と非正規、基地と戦争の島・沖縄を革命の島にするために、5・15ですべてをひっくり返そう!」と呼びかけた。全学連を代表して法政大学の倉岡雅美さんが、「うれしい報告が二つあります! 4・19法大デモで不当逮捕された学生を5月10日、完黙・非転向で奪還しました! 二つ目はきょうここに沖縄の学生が結集していることです!」
NAZEN事務局次長の富田翔子さんがマイクでデモコール! 「解雇撤回! 基地撤去! 労働者は死んではならない! 死すべきなのは米軍基地! 死すべきなのは原発だ! フクシマ・オキナワ危険にさらして誰の安全保障だ!」
国際通りデモに出発だ。デモコールと太鼓の音、赤旗を翻して長蛇のデモが進むと、左右の沿道からこぶしが突き上げられ、拍手喝采! デモ隊と街全体がひとつになり、商店から飛び出してデモ隊と握手する青年労働者たち、高校生や中学生が沿道を一緒に歩き、デモ隊に飛び込んでくる。マイクを握ってデモコールする青年も! 求められているのは団結だ! 笑顔が伝わり、広がっていく。与儀公園までのデモはドラマの連続、デモ参加者は400人にふくれ上がった。革命を予感させる歴史的なデモで5・15闘争がスタートした。(M)
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