イラン爆撃を弾劾 核攻撃を絶対許さぬ 新宿 世界戦争阻止へ決意

「トランプによるイラン空爆弾劾!」。新宿駅を一周する熱気あふれるデモはSNSを見て参加した人や沿道の多くの青年・学生・女性が加わり、街頭の圧倒的な注目と共感を集めて闘われた(6月28日 東京都新宿区)
アメリカ帝国主義によるイラン侵略戦争を弾劾する緊急行動が各地で行われ、6月26日の東京の米大使館への抗議行動に続き、28日には新宿で緊急の反戦集会とデモが闘われた。
28日午後、炎天下のJR新宿駅東口前には、改憲・戦争阻止!大行進東京の緊急の呼びかけにもかかわらず130人が結集して集会とデモが行われた。
集会では、米軍が地中貫通爆弾「バンカーバスター」を使用し核施設を爆撃したこと、トランプが広島、長崎への原爆投下を引き合いに出し「あの攻撃が戦争を終わらせた」と言い放ったことに対し、徹底弾劾の声をたたきつけた。
司会の大行進の仲間は冒頭、「広島・長崎への原爆投下の賛美を許さない! これは戦争の終わりではなく中国への侵略戦争・世界戦争の始まりだ」と怒りをたぎらせた。
基調報告を行った全学連の学生も「核施設への攻撃は事実上の核攻撃だ。米帝の世界支配のためなら核戦争すら辞さない。これがトランプの言う『力による平和』だ。こんな腐りきった帝国主義は打倒以外にない」と喝破し、イスラエルや米帝を擁護する日帝・石破も含めたG7こそ世界戦争の放火者だと断罪した。
大行進神奈川、埼玉、千葉、東京の仲間も発言に立ち、「米帝がイランで行ったことを今度は中国でやるということだ。絶対に阻止しよう。全米での反トランプデモと連帯しデモに出よう」と呼びかけた。婦人民主クラブ全国協議会杉並支部は、女性差別と戦争の元凶である天皇制を打倒する決意を表明。全学連の学生は、米兵の性犯罪を隠ぺいしてきた女性暴行の共犯者である日米政府高官および石破の沖縄「慰霊の日」式典出席を現地で徹底弾劾したことを報告し、沖縄を中国侵略戦争の最前線に位置づける石破を倒そうと訴えた。また別の学生は、6・14闘争での国家権力による弾圧に怒り、不屈に闘う意思を示した。集会では、不当逮捕された全学連2学生の即時奪還を誓った。
新宿駅頭では、大行進の署名隊との討論がとぎれなかった。世界戦争・核戦争の危機、イランやパレスチナへの攻撃激化にいてもたってもいられないと、この日の行動をSNSで知った多くの人が参加した。
新宿駅一周のデモは、「トランプによるイラン空爆弾劾!」「トランプ・石破を打倒するぞ!」などの力強いシュプレヒコールに呼応し沿道から何人も合流し、意気高く闘われた。
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