11・1日比谷 労働運動よみがえらせる希望を示す
11・1全国労働者総決起集会/改憲阻止!1万人大行進が11月1日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、全国から2050人が結集した。
集会では、関西生コン支部、港合同、動労千葉の代表がそれぞれに闘う労働運動の再生を訴え、壇上で固い握手を交わした。関西生コン支部への弾圧を許すなと各地で結成された支援する会は、関生に続く労働組合を組織することこそ弾圧への最大の反撃だと訴えた。
新たな決戦に入った国鉄1047名闘争の当該が、解雇撤回まで闘いぬく決意を表明。動労千葉と動労水戸はJR大合理化を迎え撃つ決意を示した。コロナ情勢と最先頭で立ち向かう医療、教育、コンビニの労働者が特別報告に立ち、各産別の労働者の決意表明が続いた。
第2部の改憲阻止!1万人大行進では、各界の代表が菅政権打倒の熱い思いを語った。
新自由主義の攻撃に屈することなく団結と闘いを守りぬいてきた全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同、動労千葉の3組合が呼びかける11月集会は、今年で23回目を迎える。この間、一貫して掲げられてきた「闘う労働組合の全国ネットワークを」のスローガンが、今ほど説得力を持つ時はほかにない。
コロナに便乗した解雇と賃下げの攻撃が労働者を襲い、関西生コン支部への弾圧やJRにおける「労組なき社会」づくりの策動に示されるように、労組解体攻撃も激化しつつある。菅政権は「行政改革」を掲げて新自由主義を一層強硬に貫こうとたくらみ、改憲・戦争の攻撃にのめりこんでいる。だが、その凶暴さは、労働者の反乱におびえる支配階級の危機と表裏一体だ。
全世界で労働者民衆の体制変革に向けた総反乱が始まり、日本でも「もう我慢ならない」という怒りの声は満ちている。集会に結集した一人一人が、コロナによる苦難を突き破り、労働者の怒りを行動に転化するための努力を続けてきた。この時代に通用するあり方を真剣に模索し、構えを根本的に変えれば、この努力は本格的に実を結ぶことができる。
集会後、銀座から東京駅に向かうデモが行われ、命を踏みにじり続けるこの社会を変える希望は、労働者の団結にあることを、力強く示した。
参加者は新たな飛躍を誓い合い、11・1集会は階級的労働運動再生への歴史的な結節点として闘いとられた。
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