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排外主義と対決し9・1錦糸町→亀戸反戦デモ 朝鮮人・中国人虐殺くり返すな

9・1関東大震災102年 虐殺現場の錦糸町ー亀戸をデモ(9月1日 東京都墨田区)

1923年関東大震災朝鮮人・中国人虐殺から102年の9月1日。「米日の中国侵略戦争阻止! 政府・参政党らのデマと排外主義を許すな!」を掲げた反戦デモが、102年前の朝鮮人・中国人虐殺の地である東京東部、錦糸町から亀戸で闘い抜かれた。中国侵略戦争に向かう石破政権への怒りをたぎらせたデモの参加者は200人を超え、沿道からの注目と飛び入り参加を受けながら進んだ。今秋中国侵略戦争阻止決戦の第一弾にふさわしい力強い闘いを実現した。
「朝鮮人・中国人虐殺を繰り返さないぞ! 戦争のために差別・排外主義をあおるな! 虐殺と戦争の元凶は帝国主義だ」——錦糸町駅前にシュプレヒコールが響きわたり、午後6時、改憲・戦争阻止!大行進東京東部と同東京が呼びかけたリレートークが始まった。
大行進東京東部の大木勇次さんが基調報告を行った。大木さんは「日本の帝国主義とその支配者どもが、かつての台湾、朝鮮、中国、アジアへの侵略戦争と人民の虐殺を居直り、戦後80年を経て、中国に対する新たな侵略戦争に向かうことを絶対に阻止しましょう。10・5反戦デモをその巨大な突破口にしましょう」と訴えた。続いて、大行進呼びかけ人の森川文人弁護士が、「戦争に反対しないで排外主義はいけないと言っても説得力がない。戦争こそ最大の排外主義であり、私たちが怒りを向けるべきは、戦争に突き進む自国政府です。これが102年目に問われている」と指摘した。入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会が「アジア唯一の帝国主義国日本で闘う私たちこそ、戦争反対の力ある部隊として登場しよう」と呼びかけ、大行進東京東部の女性労働者は小池都知事が今年も追悼文を拒否したことを弾劾。同東京北部からは1980年代の指紋押捺拒否闘争の記録映画上映集会が報告され、在日外国人との連帯が訴えられた。全学連の学生が8・6広島闘争の勝利を意気高く語り、西村凌風書記次長が「いま私たちは血に染められた土地の上に立っている」と指摘し、「侵略の責任を居直る天皇を断罪し、自国政府打倒の反戦闘争に人生をかけて闘おう」と締めくくった。
午後7時、錦糸町駅前から亀戸へデモに出発。四ツ目通り、蔵前橋通りなどは1923年当時、朝鮮人・中国人が虐殺された場所だ。リレートークから参加した人も多く、外国人の飛び入りもあり、「血債の思想」で再武装し、参政党などの差別・排外主義の激化と真正面から対決する力強い反戦デモを貫徹した。

両国駅前で宣伝戦

この日、午前11時からの朝鮮人犠牲者追悼式を前に式典会場の横網公園の最寄りの両国駅全出口で、大行進東京東部、同東京が大街宣行動を行った。ビラを受け取った中国人旅行者が「中国侵略戦争」の文字を指し「こういうことは起こりえるのか?」と質問があり、街宣隊は「米日帝国主義は中国侵略戦争を構えている。そのために沖縄・南西諸島に核を搭載できるミサイルを配備している」と暴露すると「中国政府も悪いよ」と現体制への不信を表明。まさに帝国主義の中国侵略戦争阻止の闘いと中国スターリン主義を打倒する中国人民の闘いの結合が求められているのだ。「ありがとう!」と話しかけてくる中国人留学生も。戦争への危機感、怒りがあふれている。ここでビラを受け取った人たちが夜の反戦デモにも合流した。

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