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北富士での米軍の実弾演習に抗議

 山梨合同労組など3団体は11月25日、この日から北富士演習場で始まる在沖米海兵隊の実弾演習に対して、演習場正門にかけつけ、抗議と演習中止の申し入れを行った。
2年前、在沖米海兵隊は「海兵沿岸連隊」に改編された。この部隊は「遠征前進基地作戦(EABO)」を担う離島即応部隊である。有事に南西諸島に緊急展開し、自衛隊のミサイル部隊と連携して中国艦船を攻撃し、第一列島線海域の制海権を確保し、空母打撃群の進出に道を開く中核部隊である。演習は中国侵略戦争の実戦的演習そのものであり、兵員、車両、火器とも従来を倍する規模だ。絶対に許せない。
演習開始の午前8時前、3団体は横断幕やのぼり旗を掲げて梨が原廠舎(しょうしゃ)前に登場した。「米軍実弾演習を中止せよ」「トランプ・高市は中国への侵略戦争をやめよ」「米軍兵士と自衛隊員は侵略の銃を捨て、ともに闘おう」とシュプレヒコールを繰り返し、演習を徹底弾劾した。その後、南関東防衛局の担当者に抗議と演習中止の申し入れを行った。
北富士に隣接する東富士に自衛隊は「島嶼(とうしょ)防衛用高速滑空弾」を今年度末に、敵基地攻撃能力を持つ「12式地対艦誘導弾」を2027年度に配備すると発表した。私たちは富士山周辺地域で進む米軍、自衛隊の中国侵略戦争のための基地強化と演習を絶対に許さず、これからも全力で闘う決意です。
(山梨合同労組・EI)

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