右翼圧倒し新宿反戦闘争 青年・学生先頭に実力デモ
改憲・戦争阻止!大行進が呼びかけた「米日の中国侵略戦争阻止!高市打倒!防衛費2倍化=補正予算粉砕!新宿反戦デモ」が11月29日、400人の大結集で闘い抜かれた。集会後、白ヘル部隊を先頭に右翼の妨害をはね飛ばす荒々しい実力デモが闘われ、12月戦争国会粉砕の突破口が切り開かれた。
新宿駅前の集会の冒頭、司会の学生が「今こそ日本の労働者・学生・人民が米日帝国主義を実力で粉砕しよう。その力が今日のデモにある」と力強く訴えた。
大行進呼びかけ人の洞口朋子杉並区議が基調報告に立った。洞口区議は「本日のデモで、高市の『台湾有事は存立危機事態』発言を粉砕し尽くさなければならない」と怒りを込めて語り、「一握りのブルジョアジーのための国家を徹底的に破壊し、戦争でしか生き延びられない社会を私たちの力で終わらせよう」と鮮明に訴えた。
続いて動労千葉の北村武書記次長が、11・2全国労働者総決起集会の成功を報告し、「労働者は一つ、敵も一つ。連合支配を打ち破り戦争を止める階級的労働運動を最先頭で復権していく」と決意を語った。
三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんは、「革命的祖国敗北主義を訴えた市東東市さんの立場に立ち切り日帝を打倒しよう」と訴え、市東孝雄さんの南台農地決戦勝利へ決意をみなぎらせた。さらに、婦人民主クラブ全国協議会の川添望事務局長が「侵略戦争は女性差別と一体。女性こそが反戦闘争の先頭に立とう」と訴えた。
8・6広島暴処法弾圧被告の松木誉明さんは、広島地裁による反動判決を徹底弾劾した上で「国家権力に怒りを燃やし、団結して闘う労働者の前に暴処法は無力だ」と勝利を宣言。ヒロシマ・ナガサキの闘いと連帯して高市を打倒しようと高らかに訴えた。大行進神奈川の船木明貴さんは、「安保粉砕・全基地撤去へ声を上げ行動しよう」と12・7横須賀反戦闘争への結集を呼びかけた。3・11反原発福島行動実行委員会の椎名千恵子さんは、原発再稼働を進め非核三原則を崩そうとしている高市は「打倒しかない」と怒りをあらわにし、「原発事故は終わっていない。福島は高市に負けるわけにいかない」と闘う決意を表した。
大行進埼玉の女性労働者は、「26春闘を反戦春闘として闘い、労働組合を名乗って労働者を中国侵略戦争に動員する連合・芳野を打倒しよう」と力強く呼びかけた。続いて入管法と民族差別を撃つ全国実行委員会の鎌田由子さんが、「極右・排外主義者の高市に私たちの未来を奪われてはならない。闘う在日中国人・朝鮮人と今こそ結びつく時だ」と訴えた。
大行進東京の青年は「多くの青年・学生が変革を待ち望んでいる。戦争か革命かの歴史選択がやってきた」と喝破し、最後に全学連が日帝・高市打倒を最先頭で闘うと宣言した。
新宿駅を一周するデモでは青年・学生・女性を先頭にヘルメットをかぶり、スクラム行進で機動隊・右翼を圧倒。後続の隊列に次々と青年・女性が飛び入りし、首都を揺るがす大反戦デモを貫徹した。解散点で大行進東京の仲間が「中国侵略戦争への怒りで高市を年内に打倒する大闘争を巻き起こそう」と訴え団結ガンバローで締めくくった。


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