須賀さんに適切な医療を 横浜刑務所に強く申し入れ
迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会は11月28日、迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧で8年も懲役刑を強いられている須賀武敏さんの「適切な医療検査と治療を保障し、自力で歩いて出獄できるようにせよ」と迫る申し入れ行動を24人の参加で在監中の横浜刑務所に行いました。
須賀さんは、長期下獄で狭心症、心不全に加え消化器系臓器疾患のほか、歩行困難・車いすでの移動を余儀なくされています。最近の手紙でも「両足のむくみ、起床時のめまい、息切れ、体のだるさ、ふらつきが強まり、血便が断続的に続き、安静時の胃の裏側の痛み、左下腹部の差し込むような痛み」などの症状に苦しんでおり、適切な治療を望んで次のように訴えています。
横浜栄共済病院のそれぞれの専門医による①B型肝炎ウイルス関連の検査の実施、②心臓病関連の検査の実施、③膵臓(すいぞう)のMRCP(磁気共鳴胆管膵管撮影)検査の実施、④大腸内視鏡検査とポリープ切除・生検検査の実施、⑤脊髄(せきずい)多発性神経根嚢胞(のうほう)の診察と検査の実施、⑥医療としてのリハビリの実施。
申し入れでは、上記の要求を具体的に列記した「申入書」を読み上げ、続いて参加者のそれぞれの思いを当局に強くぶつけました。
ところが対応したのは、いつもの庶務課ではなく会計課長であり、「庶務課長は休暇でその代理です」と言うばかりで、今までの申し入れ行動についても、須賀さんの病状についても何の予備知識もなく、「知りません。答えられません」と繰り返すだけ。これには参加者の怒りが爆発、「受刑者の命と健康を何だと考えているのか!」「代理なら引き継ぎを受けてから来るべきだ!」「上からの命令を考えもなく実行しているから、戦争になるんだ! 受刑者を殺さないで!」と厳しく追及し、「二度とこのような対応をするな」と強く申し入れました。
満期出獄(来年5月23日)まで、あと半年となりました。獄内外の団結で元気な姿で奪還しよう!(迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧元被告 板垣宏)

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