関西生コン弾圧裁判、最終弁論・意見陳述で有罪論告求刑を圧倒!
10月13日15時から、大阪地裁1005号法廷で、5・11関生弾圧裁判が開かれた。論告求刑と最終弁論を迎える中で、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の組合員を先頭に多くの闘う仲間が結集した。とくに、検察側の許し難い有罪の論告求刑に対して、それを粉砕する弁護側最終弁論と被告の意見陳述が圧倒的に闘いとられた。
検察は、高英男副委員長に対して懲役1年6カ月、他の組合員には1年を求刑してきた。高英男副委員長を首謀者とした威力業務妨害、共謀で、「生コン車の到着が遅れ、1万円以上の残業代が発生した」などと、当たり前の労働争議に対して、ふざけきった論告求刑を強行してきたのだ。
これに対して弁護団は、関生支部の産業政策闘争の正当性、憲法28条の保障する労組活動であり正当な争議権行使であること、事実関係でも無罪であることなど、弾圧の不当性を明らかにした。
さらに、被告団の意見陳述で、高英男副委員長が「労働組合として当たり前の行為。それに対する13名逮捕、59日間の勾留はまったくの不当であり、労働組合への弾圧である。無罪を要求する」と論告求刑を弾劾した。さらに12名が無罪の意見陳述を叩きつけ、検察の論告求刑を完全に圧倒した。検察は1名しか出廷せず、労働組合の団結にうちひしがれた姿をさらけ出していた。誰が勝利者であるかは明らかだ。
12月1日が判決公判になった。関生弾圧粉砕へ決起しよう。(関西・K)
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