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ビキニ被爆72年 戦争阻止へ杉並で学習講演会 3・11反原発福島行動訴え

椎名千恵子さんが核戦争を始めようとするトランプ・高市への怒りを込め、3・11反原発福島行動への結集を訴えた(3月1日 東京都杉並区)

アメリカ帝国主義によるビキニ環礁での水爆実験で第五福竜丸の乗組員らが被爆した事件(1954年)から72年、「3・1ビキニデー 被爆72年 核・原発・被曝とたたかう学習講演会」が、杉並区阿佐谷で65人の労働者市民の参加で開催された。前日の米・イスラエルによるイラン爆撃―最高指導者ハメネイ殺害という事態の中、帝国主義の侵略に怒り、中国侵略戦争を阻止する闘いとしてかちとられた。
初めに主催者(すべての原発いますぐなくそう!全国会議=NAZEN/改憲・戦争阻止!大行進東京)の北島邦彦が開会あいさつを行い、米帝・トランプのイラン爆撃を弾劾するとともに、高市施政方針演説の核心が戦時国家体制づくりにあることを怒りを込めて徹底的に批判した。中国侵略戦争に向けて沖縄―琉球弧の軍事拠点化と核武装が狙われているが、福島の怒りの圧殺なしに核武装は不可能だ、この状況で今年の3・11反原発福島行動はこれまでにも増して重要であり、福島の仲間とともに大成功させようと訴えた。
続いて杉井吉彦医師が講演を行った。杉井さんは、「避難・保養・医療」は今なお重要な原則であること、内部被曝がもたらすものは重大であり、決して「低線量」被曝ではないこと、放射線被曝に「これ以下なら安全」という閾値(いきち)はないことなど、多様な視点から政府・福島県の姿勢を弾劾した。
福島から椎名千恵子さんがアピールを行い、3・11福島行動への結集を訴えた(要旨別掲)。椎名さんは帝国主義者=高市・トランプの墓掘り人として、核を根絶する闘いに挑み、怒りを大爆発させようと語った。また、自主避難者の被曝の苦しみがまだまだ続いていること、福島駅前のモニタリングポストの撤去が議会の議題になっていることなどが報告され、質疑応答では福島の被曝医療の現状などが話し合われた。
NAZENいけぶくろが映画「放射線を浴びた『X年後』」上映会の報告を行い、新橋アクションは毎月第2金曜日に新橋駅前で反戦と原発再稼働に反対する街宣活動に取り組んでいることを報告した。大行進杉並は、チェルノブイリ事故を例に被曝の健康被害が時間の経過とともに増えることを強調し、「戦争と原発は同じものであり、私たちは原発を持つ必要がない」と訴えた。婦人民主クラブ全国協議会杉並支部は柏崎刈羽原発再稼働反対集会とデモを新潟現地で闘ったことを報告し、3・8国際婦人デー闘争への結集を呼びかけた。東京労組交流センターは、戦争被害者にならないための反戦闘争では太刀打ちできない状況の中、革命的女性解放闘争の爆発で帝国主義を打倒する闘いを、と訴えた。
閉会にあたり、NAZENの織田陽介事務局長がまとめを提起した(要旨別掲)。織田さんは、NAZENはこの15年間、福島原発事故にこだわって活動してきたが、原発再稼働や核武装、中国侵略戦争―世界戦争の情勢がますます強まる中で、社会を根本的に変えなければならないことが核心的課題となっていると強調し、3・11をトランプ・高市を倒す闘いとして打ち抜こうと訴えた。そして、核武装政策である原発再稼働と内部被曝・健康被害と闘う3・11でなければならない、との確信に満ちたアピールに、会場は大きな拍手と歓声で応えた。(改憲・戦争阻止!大行進杉並 北島邦彦)

椎名千恵子さんの発言(要旨) 福島の怒りを解き放とう

皆さん、杉井先生の話を聞いてどう思われましたか。核の怖さに震撼(しんかん)されたんじゃないですか。過去のことを言ってるんじゃない。高市をはじめトランプをはじめ、また核戦争を始めると言っているやからがいるんです。あいつらがのさばっている間は、われわれはこの恐怖と闘わなければならないし、とにかくあいつらを倒さなければいけない。
「自主避難者の身体状況」という資料を見てください。これが事故直後、福島の子どもたちに起きた現象です。子どもたちが、鼻血を出し始めたんです。どばどばと。こういうことを起こしてはいけない、起こさせてはいけないという活動を続けてきたことを誇りに思うし、これからも頑張っていきたいと思います。
もう一つの資料は、3・11子ども甲状腺がん裁判の原告の意見陳述の一部です。人は尊厳を侵された時、怒りがわくのだと知ったと。命より国・企業の都合を優先する社会で、私たちの存在はなかったことにされていると気づき、抵抗することに決めたと。こうした苦しみの中にいる青年たちとともに闘っていきたいと本当に思います。
3・11反原発行動が迫っています。緊急事態宣言は解かれていないし、原発事故は終わっていません。核被ばく地福島は、日本帝国主義・高市、アメリカ帝国主義・トランプの攻撃を絶対に許しません。原発再稼働、新設なんて絶対駄目です。今年の3・11に私たちは、やつらの墓掘り人として登場しましょう。怒りを大爆発させ、大勝利して歴史に刻む日にしたいです。福島でお会いしましょう。

織田陽介さんのまとめ(要旨) トランプ・高市倒す闘いに

3・11から15年、私たちは福島原発事故にこだわって集会、学習を続けてきました。今、核と原発、戦争の問題が一体となっていくような情勢の中のビキニデー集会としてかちとられたと思います。これらの問題一つ一つが、この社会をもう変革するしかないと思うに十分な理由ですよね。今こそこの社会を変えなければいけないということを、この集会での共通の決意にしたいと考えています。
3・11に向かって、何点か提起します。一つは、トランプと高市を倒す闘いとしてこの3月を闘うということです。アメリカ帝国主義は国家安全保障戦略(NSS)―国家防衛戦略(NDS)に基づいて、国益のための戦争としてイラン侵略戦争を開始しています。こんな不正義の戦争を許していいのかということです。
ウクライナ戦争4年ということでテレビなどで報じられていますが、正常な感覚では見ていられません。「この戦争そのものが許せない!」という怒りがなぜ語られないのか。高市政権は「紛争当事国には武器を輸出しない」という従来の方針を変更して、ウクライナにどんどん武器や弾薬を投入しようとしています。今のこの戦争をなんとしても止めなければいけないという思いが、みんなにあふれています。
高市が日米首脳会談を経て、大軍拡に突き進んでいく状況に対して、トランプ・高市を倒す闘いをやろうではありませんか。これは、私たちの現在の力量とはまったく関係なく、今この戦争を止めるために労働者民衆が絶対にやらなければならない課題であり、その力を私たちは持たなければならないということです。高市への怒りはものすごいです。皆さんも街頭に出れば感じていると思います。本当にこの人たちに声をかけ、膨大な人たちを立ち上がらせるような闘いとして、3・11を闘いたいと思います。
二つ目に、やはり原発・核の廃絶へ闘うということです。特に柏崎刈羽原発の再稼働を絶対に許してはならない。福島原発事故を引き起こして膨大な犠牲をもたらし、今も汚染水を流し続け、今度は汚染土壌を全国にばらまこうとしている東京電力が、まだ緊急事態宣言も解除されないまま、原発を再稼働させるなんてことが許されていいわけがありません。特に甲状腺がんになった若者たちが今も苦しんでいる中、国が前面に立って再稼働を進めていることは本当に許せません。今起きている原発再稼働・新増設ラッシュは、核武装の偽装形態としての原発政策から、公然とした核武装政策への歴史的転換をかけた攻撃であり、特に核燃サイクルを再稼働させていく攻撃です。この攻防に何としても勝ち抜いて、原発と核を廃絶しましょう。
最後に三つ目、原発事故は終わっていないということの最大の問題は、内部被曝と健康被害にあるということです。体内に入った放射性物質に人々が焼かれ続けている、この実態こそが3・11は終わっていないという最大の根拠です。高市政権は15歳以下の甲状腺検査を26年度中に廃止すると表明しています。今も土壌が汚染され、海をどんどん汚染し続けているのに、初期被曝しか問題にしない、それ以降に生まれた子どもたちは関係ないんだというのです。広島や長崎の人たちは、被爆から80年経った今も苦しんでいます。これが核なんです。そして、広島の原爆の実に168発分の放射性物質が拡散したのが福島原発事故でした。どうして15年で終わることができるんですか。まったく根拠のない、本当に許せない政治的判断です。
これから健康被害が多発していくことは想像に難くありません。福島の命と健康を守る闘いが絶対に必要だし、もっとこの運動を広げていきたい。全世界の人たちに訴えて、具体的な医療運動をさらに発展させていく闘いとしても、3・11をかちとりたいと考えています。

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