動労千葉 反戦春闘ストを貫徹 貨物職場で門前行動に立つ

JRのダイヤ改定強行に対して、動労千葉は春闘第1波闘争に決起。関道利委員長と渡辺剛史書記長が、この日の勤務開始から終了まで指名ストライキを貫徹した。午後1時から隅田川機関区千葉派出門前に大結集した組合員と支援によって、JR貨物に対する怒りの抗議行動が闘われた(3月14日 千葉市)
JRがダイヤ改定を強行した3月14日、動労千葉は春闘第1波闘争に立った。この日の勤務開始から終了まで、関道利委員長と渡辺剛史書記長が指名ストライキを貫徹した。
派出化の撤回求め
午後1時から隅田川機関区千葉派出門前で抗議行動が行われた。JR貨物は昨年3月のダイ改で千葉機関区を廃止し隅田川機関区千葉派出に再編した。同時に泊まり勤務が3人体制から1人体制に変更され、緊急時も1人で対応しなければならなくなった。今年のダイ改では、さらに要員を削減する攻撃がかけられた。
門前に結集した組合員と支援は、居並ぶJR貨物の管理者を前に怒りの拳を突き上げた。千葉機関区支部の現役組合員やOBが次々と発言し、派出化の撤回を求めた。佐藤正和貨物協議会議長は、佐倉機関区、新小岩機関区に続く千葉機関区の廃止を怒りを込めて弾劾した。支援として船橋二和病院労組の飯田江美委員長が共闘の意志を表した。
3波に及ぶ闘いへ
午後3時からDC会館で「26春闘勝利!3月ダイ改―合理化・外注化粉砕!3・14スト貫徹!動労千葉総決起集会」が開かれた。あいさつに立った関委員長は、「重大な決意で26春闘を闘っている」と切り出し、アメリカとイスラエルによるイラン侵略戦争を徹底弾劾、反戦春闘として現下の闘いを貫徹しようと訴えた。また、4月1日に強行される新人事・賃金制度と、車両の検査・修繕部門でJR本体に最後まで残った機能保全業務の外注化を許すなと声を強めた。喜㔟陽一社長ら経営幹部は、外注化の破綻を自認しつつもJR大再編に突き進んでいる。関委員長は「彼らの好き勝手にさせてはならない」と怒りをたぎらせた。
関委員長はまた、1047名解雇撤回裁判控訴審の次回期日が7月16日となったことを明らかにし、「勝利の可能性をつかんだ以上、何としても勝ちたい」「改憲・戦争のために強行された国鉄分割・民営化に労働者の側から決着をつけよう」と力説した。
三里塚芝山連合空港反対同盟の伊藤信晴さんが連帯あいさつで、戦時下で春闘に立つ動労千葉の闘いの意義を強調し、3・29芝山現地闘争への結集を呼びかけた。久留里線と地域を守る会の三浦久吉代表は、鉄道廃止届を提出したJRとそれを容認する君津市長への怒りを示し、廃線阻止へ運動を粘り強く継続すると表明した。動労千葉を支援する会の織田陽介事務局次長は、戦時下で反戦を貫くことの重要性を訴え、反戦春闘を闘う動労千葉を支え抜く決意を示した。家族会の佐藤芳子会長が拳を突き上げ組合員を激励した。
渡辺書記長が基調報告を行い、戦時下でのストライキの意義を強調した上で、鉄道の崩壊をもたらした外注化や業務の融合化を弾劾し、4月1日の春闘第3波闘争まで「動労千葉は断固行動する」と宣言した。
婦人民主クラブ全国協議会がスト支援の団結卵を関委員長に手渡した。動労東京環境アクセス支部の宮本恵実支部長は、動労千葉に続き反戦春闘ストに立つと決意を語った。幕張支部と京葉支部は、機能保全業務の外注化阻止へ一丸となって闘い、それを通して青年を組織する意欲を示した。千葉鉄道サービス(CTS)清掃職場の組合員は、人員を削減し清掃も簡素化しろと指示してきた会社が、朝礼で「車両の汚れを乗客から指摘された。しっかり清掃しろ」と言い放ったことへの怒りを表した。
決意込め反戦声明
佐野正幸執行委員が「動労千葉 26反戦春闘勝利・3月ダイ改阻止ストライキ反戦声明」を読み上げ、戦時下で反戦春闘を貫く動労千葉の重大な決意を明らかにした。
中村仁副委員長が集会をまとめ、外注化阻止の4・1ストと同日午前8時からの京葉車両センター門前行動、10時からのCTS本社抗議行動の方針を明らかにし、7月16日午後2時からの東京高裁・国鉄解雇撤回裁判への大結集を訴えた。
《動労千葉の26春闘反戦声明》
動労千葉 26反戦春闘勝利・3月ダイ改阻止ストライキ 反戦声明
アメリカ・イスラエルによる残虐なイラン侵略を徹底弾劾する。女子小学校への爆撃と児童の虐殺など、すでに1千人を超えるイランの労働者人民を虐殺し、今なお殺し続けている。トランプは、この攻撃を「国際法にのっとった正当な行為」とごまかすことさえしていない。「私には国際法は必要ない」と自ら語った通りに、帝国主義の姿を完全にむき出しにし、次々と軍事侵攻を強行している。それは、今年の冒頭のベネズエラ侵略・大統領夫妻拉致と同じく、中国を経済的、政治的、軍事的に包囲することを最大の焦点にした、対中国の侵略戦争・世界戦争として遂行されている。トランプは中東から世界を大混乱にしようとも、すべてを戦争へと引きずり込み、アメリカの「力」の下にひれ伏させようとしている。
衆院総選挙で「圧勝」した高市政権は、このトランプと完全に一体となり、連動して動いている。現に高市は、核保有国である米・イスラエルが一方的に侵略を開始したことは一言も批判せず、逆に反撃したイランに対して「核保有は許されない」「イランの行動を非難する」と語っている。そして、改憲、大軍拡、スパイ防止法制定、戦時経済化へと突き進み、中国への侵略戦争を「自らの戦争」として担おうとしている。3月19日に予定されている日米首脳会談は、これまでの次元を超えた大軍拡の合意から、すべてを戦争へと注ぎ込んでいく転換点となろうとしている。
同時に、「外への侵略戦争」と一体で「内なる階級戦争」が仕掛けられている。労働組合を根本から否定・一掃しようという戦後労働法制の歴史的な転換攻撃だ。それは、労働者の権利を「労基法以前」にまで解体し、労働力を含めた「すべての国力を戦争へ」という攻撃だ。ここには、国鉄分割・民営化にかけた敵階級の意思が、次元の違う攻撃として形を変えながら貫かれている。われわれは鉄道労働者として、国鉄分割・民営化と対決し抜いてきた労働組合として、この攻撃とも断固対決する。
JR東日本では信じがたい重大事故が続発している。しかし、さらなる鉄道業務の丸投げ外注化を進め、退職金を廃止し、定期昇給を廃止し、「事業場」まで解体し、ローカル線を廃止し、労働組合を徹底的に解体して「社友会」に置き換えようとしている。こうした形でこの攻撃をJR東日本が推進しているのだ。これに対して、われわれは本日から4・1に向けて3波の闘争を構えて闘いにたちあがる。
戦時下における激しい物価高は進行し、30年以上にわたる新自由主義攻撃は社会の底が抜けたような崩壊をもたらしている。その中で高市政権は生活をなぎ倒してでも戦争に突進しようとしている。すでに矛盾はいたるところで吹き出し、抑えつけられてきた怒りの声はいよいよ爆発しようとしている。
鉄道を戦争のために使わせるわけにはいかない。そして、アメリカ帝国主義自身が「国際秩序」を容赦なく暴力的に破壊し、3度目の世界戦争が現実にされようとしている。その中で、世界中の労働者人民が闘いに立ち上がっている。われわれはこの戦争を阻止すべく、侵略の最中にあるイランの労働者民衆、不屈の抵抗を続けるパレスチナ人民、圧政に苦しむアジア―世界の民衆と連帯し、力を合わせて戦争反対の闘いにたちあがる。
本日ストライキにたちあがり、イラン侵略戦争弾劾、対中国の侵略戦争・世界戦争阻止、高市政権打倒へ、全国の労働者がともに闘いに立ち上がることを呼びかける。
2026年3月14日
国鉄千葉動力車労働組合

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