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米ボーイング労働者がスト突入

 会社側と協約交渉を行っていた国際整備士・航空労働者協会(IAM 2万7000人)の労働者はスト投票を行った。会社側の提案を80%の労働者が拒否し、87%がストに賛成し、9月6日午前0時からストライキに突入した。組合側が13%の賃上げと年金増額、アウトソーシングの停止などを要求していたのに対し、会社側は11%の賃上げを提示していた。今回のストライキは、05年の24日間スト以来のストライキとなる。
 

 ボーイング社は世界最大級の航空宇宙会社。米で唯一の大型旅客機メーカーであり、ヨーロッパのエアバスと世界市場を2分する。軍用機・ミサイルなどの研究開発・設計製造も行う。このストライキで米航空宇宙産業、とりわけ民間航空機部門は大きな打撃を受ける。IAMはAMFAと比べて保守的と言われていたが、IAMの労働者は今回のストでついに体制内指導部の制動を打ち破って決起し始めた。

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