反対同盟・北原事務局長が中山国交相発言を弾劾!
中山国土交通相は、9月25日報道各社と行なったインタビューで、成田空港の滑走路拡張問題について「ごね得というか、戦後教育が悪く、公共の精神が欠けている」「自分さえよければ、という風潮の中で、なかなか空港拡張ができなかった」「(反対住民らは)公のため自分を犠牲にする精神がなかった。自分さえよければいいという風潮の中で、空港が拡張できなかったのは大変残念。(空港整備が進む)中国がうらやましい」と述べた。三里塚芝山連合空港反対同盟の北原鉱治事務局長は、同日夜放映されたテレビ朝日の「報道ステーション」で、インタビューに答えてこの発言に怒りをたたきつけた。
「報道ステーション」はそのトップニュースで、麻生内閣の支持率が安倍や福田のときに比べても低いことを取り上げ、その中で中山国土交通相の3つの失言を報道した。成田問題と、大分県教委汚職事件での「原因は日教組」発言、「日本は単一民族」発言だ。中でも成田問題をトップに報道し、北原事務局長のインタビューを放映した。北原鉱治事務局長は、「『ごね得』とか言っているけど、そんな次元はとっくに過ぎちゃっているわけですよ。とにかく43年間、なぜ抵抗しているのか。物をくれとか土地を高く買えとか、そんなことを言ったことないですよ」と、中山国交相発言を徹底弾劾した。
この中山発言は、三里塚闘争43年を否定するものであり、断じて許せない。三里塚闘争が今も国策空港の完成を阻み続けていることに大打撃を受け、反対同盟農民の不屈被妥協の闘いに強烈な悲鳴を上げているのだ。三里塚闘争は、日本革命の労農同盟の拠点だ。10月5日、三里塚現地で開催される「暫定滑走路北延伸阻止、市東さんの農地を守ろう」全国総決起集会に大結集し、中山、麻生らをぶっとばそう!
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