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7・8 とめよう改憲!戦争と被ばくを許さない高陽集会

20180726d-1.JPG 7月8日、高陽第一診療所労働組合が呼びかけ「とめよう改憲!戦争と被ばくを許さない!7・8高陽集会」が開かれました。ふくしま共同診療所の杉井吉彦医師を招き、高陽地域の患者・住民の方々、被爆2世・3世や動労西日本、広島連帯ユニオンの仲間など45人が集まって力強く成功させることができました。
 交通が寸断されている中を広島へ駆けつけた杉井先生は、ふくしま診療所の5年間の診療活動を経て、ヒロシマ・ナガサキとフクシマは同じものである、長期にわたるものであるという確信が深まり、もう一度ヒロシマ・ナガサキの原点に戻らなければならないこと、フクシマの問題がいかにヒロシマにがっちりとリンクしているかを、広島の人たちに話すために来たと訴えました。(発言別掲

20180726d-2.JPG 地域で開業している小児科の医師が「杉井先生が7年間ずっと福島県民のために、被ばく者のために非常にたくさんのご苦労されて頑張っておられることに本当に感謝したい。福島県民は広島県民とともに、『第2の被爆者』と私は見ているので、広島県民と同じように被爆者手帳を持って全国どこでも無料で国の責任によって医療・検診を受けるべきだと思う」と述べました。
 被爆2世の教育労働者は、被爆者の父のがん闘病も手帳があったので医療費の心配をせずに治療が受けられたと語り、「福島の補助を打ち切ることは命を取り上げる攻撃だ。原発を国策で造っておきながら事故で被曝させられ、戦争での被爆と同じで許せない。まだ何十年も次の世代を看ていかなければとのお話に、ヒロシマにいて何十年も見てきたのに、そこをあらためて考えさせられた」と語りました。
 また、被青同で闘ってきた2世の仲間からは、ビキニ被爆者の大石又七さんも書いていたが、1957年最初の原爆医療法には、ビキニ被曝者も広島・長崎と同じように扱えと、被爆者とその子孫、原子力産業の被害者も入れろとしていたが、土壇場のところで、対象を広島・長崎の被爆者に限ってしまったことが、被ばく者を分断しているという意見が出されました。
 また、安芸太田保養活動の大江厚子さんが、「保養に来ているお母さんたちは、周りでがん以外の病気が増えていると心配している、そこはどうなっているか」と質問したことに対し、杉井先生は「全くわからない、大丈夫と思わないということが前提で、一人一人と向き合い、きちっと見続けていくことが医療の原則だ」と固い決意を語りました。
 高陽第一診療所労組の森末一義委員長が行動提起を行いました。「二度と戦争を繰り返すなという全労働者の思いを束ねるために高陽第一診療所が職場と地域に団結と連帯をつくっていくこと、労働者の結集軸として改憲阻止の運動体を作っていくこと、8・5―6へ多くの仲間と参加しよう」と呼びかけました。安芸太田町保養活動の報告のあと、カンパの呼びかけを労組の竹中孝子副委員長が行いました。
 また8・6ヒロシマ大行動共同代表の室本けい子さんが、「原発を廃炉にと思っていたのに、今6基も動き出している。この現実にヒロシマからできることはないんだろうかと考えてきた。声を出して政治を変えなきゃだめなんだ。ヒロシマの怒りと同じ怒りを持つ福島の人たちも声を出して一緒になって獲得していきたい。原点に戻って、初心に戻って頑張らなければいけない」と発言。
 多くの犠牲者を出した豪雨災害は地方切り捨ての結果です。改憲・核武装へと突き進む安倍政権に対し、団結で生き抜いていくよりどころとして地域の医療機関が本当に求められています。広島の被爆者・被爆2世の医療・健康問題を切り捨てるな、「明日生きさせろ」という、高陽第一診療所の建設の目的が今一度、問われています。
 今回の集会に向けて職場、患者会、地域の住宅にビラをまき、賛同署名の呼びかけを行いました。60あまりの賛同が集まり、デイサービスの会場で集会を持つことができました。この力・団結を拡大させ、改憲阻止の実行委員会を高陽地域につくっていきます。
 全国の皆さん、全力で8・5~6広島反戦反核行動へ参加を呼びかけます。

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