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10・5三里塚、市東さんの農地死守の決意固める



 10月5日、成田市東峰において三里塚芝山連合空港反対同盟主催の全国総決起集会が開催され、1420人の労働者・農民・学生・市民が「市東さんの農地を守る」との決意をみなぎらせて結集した。 関西から千葉県佐倉市に移り住み反対同盟に加わった森田恒一さんが、「91歳を迎えたが、なし得る力をふりしぼって闘う」と開会宣言。 北原鉱治事務局長が主催者あいさつに立ち、「43年間"空港絶対反対"を貫いてきた。金やモノをくれなどと要求したことはない!」と中山国土交通大臣の「ゴネ得」発言を厳しく糾弾した。


 萩原進事務局次長が基調報告を行い、「成田空港は未だに完成せず、われわれはこうして空港予定地のど真ん中で堂々と集会をやり、闘いの主導権を握っている」と三里塚の勝利性を確認し、来春3・29全国集会へのさらなる大結集を訴えた。 農地強奪攻撃と闘う市東孝雄さんは、「NAAが私の農地に手をかけてきたら実力で阻止します!」ときっぱりと宣言し、万雷の拍手を浴びた。 動労千葉の田中康宏員長は反対同盟との共闘の歴史をふりかえり、4者4団体路線を怒りをあらわに弾劾し11・2全国労働者総決起集会への大結集を呼びかけた。 集会後、東峰部落を通り、天神峰の市東さんの耕作地までのデモを行った。10月12日以降にもNAAによる市東さんに対する追い出し提訴が予想されている。豊穣な土地とそこに実る作物を見て、「この土地を絶対に奪われてはならない」と参加者全員が決意を新たにした。

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