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米ボーイングのストライキ第7週目に突入!

 

 米ボーイング労働者のストライキは、会社側との交渉が中断されたまま、第7週目に入った。このストライキはすでに、05年の28日間のストライキを超える長期の闘いとして継続されている。会社側は労働者を「兵糧攻め」にしようとしているが、2万7500人の国際整備士労組(IAM)の労働者たちは、スト破りをほとんど出さず、ますます意気高く、決意を固めてストライキを継続している。(写真はスト中のボーイングの整備士たち)

 

 このストライキの焦点は、アウトソーシングの制限と、将来ボーイングに入社する労働者の給料や労働条件の劣悪化に反対することによるそれらの労働者との連帯、雇用の保障である。この闘いは、全米の労働者が直面している緊急の問題であるため、全労働者の注目を集めている。ボーイング労働者もそのことを自覚し、全米の労働者の階級的利益を守るためにも不退転の決意を固めている。
 金融大恐慌が爆発する中で、ボーイング社の最大の顧客企業である国際リース・金融会社(ILFC)が、AIGの子会社として整理・売却されようとしている。そうなれば、ボーイングの財政危機が大爆発することになる。ストライキを破壊して生産を再開しようとあせるボーイング社は、組合とではなく、個別の労働者と一対一で交渉するという連邦労働法違反の対ストライキ戦略を打ち出した。この戦略はボーイング社が、誤って秘密の文書を組合にeメールで送ってしまったことから露呈した。ボーイングの労働者たちは、この会社のやり方に新たな怒りを燃やし、一層団結を固めて闘いぬいている。金融大恐慌の圧力に負けず、むしろこれをチャンスとして闘うボーイングのストライキ労働者と連帯しよう。(T)

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