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11・2労働者集会、大反動に勝ちぬき結集した5700人が新自由主義攻撃粉砕を宣言

 

 11月2日、日比谷野音で開かれた全国労働者総決起集会は、青年労働者を先頭に密集した大反動を打ち破った5700人が結集。世界金融大恐慌下で、国鉄1047名闘争での「4者・4団体」路線の屈服を根底から突破し、日本労働運動を革命的に再生する巨大な突破口を切り開いた。日米韓の3国連帯闘争の階級的統一の前進と合わせ、プロレタリア世界革命への一大飛躍点を圧倒的に実感する集会となった。
(写真集①集会へ) (写真集②デモへ)

 

 集会冒頭、港合同の中村吉政副委員長が開会あいさつ。連帯あいさつでは、憲法と人権の日弁連をめざす会代表の高山俊吉弁護士、百万人署名運動事務局長の西川重則さん、三里塚反対同盟の萩原進事務局次長と市東孝雄さんが登壇。韓国からは、金属労組ハイテックRCDコリア支会副支会長のチョンウンジュさんが、命がけのハンストろう城闘争を報告。さらに民主労総ソウル地域本部のイジェヨン本部長が「大恐慌の主犯は、新自由主義を進めた全世界の1%に満たない資本家たちだ。彼らこそが代価を支払う時だ。今こそ全世界の労働者は連合し、改良主義を克服し、社会主義変革運動へ進もう」と力強く訴えた。アメリカからはILWUローカル10執行委員のジャック・ヘイマン氏が、メーデーでイラク港湾労働者の連帯行動を勝ち取ったことを報告。「階級協調派のイデオロギーが世界の労働運動を支配しているが、闘いを抗議のレベルから抵抗に押し上げるために、国際的・革命的な労働者の党が必要」と、国際労働運動のめざすべき課題を提起した。またUTLAのグレゴリー・ソティアさんは「企業目的に添ったカリキュラムが全国に拡大し、学校の軍事化が広がっている。新自由主義のどん欲な資本を根底的に拒絶しよう」と訴えた。
 集会の基調的アピールとして、関西生コン支部副委員長の高英男さんと動労千葉・田中康宏委員長が発言した。高さんは3労組共闘の10年間が多くの成果を積み上げたことを総括、「意見の違いは団結を深めるチャンス。労働者が闘い続ける限り、必ず社会は変えられる」と訴えた。これを受け、田中委員長は「資本主義の終わりが始まり、労働運動の原点が問われている。だからこそ動労千葉は4者4団体の屈服路線に絶対反対を貫く。来春闘は大幅賃上げのゼネストを」と高らかに呼びかけた。
 特別報告では、国鉄1047名解雇撤回闘争を闘う国労闘争団と動労千葉争議団が渾身のアピールを行った。「日の丸・君が代」不起立闘争被処分者を代表して根津公子さんが発言。沖縄行動団から、腐った指導部をぶっ飛ばして辺野古新基地建設阻止へ闘いぬく決意が語られた。続いて医療労働者、自治体労働者、郵政労働者が決意表明。最後に、法政大学文化連盟が大挙登壇し、万雷の拍手を浴びた。集会後、参加者は意気高くデモに出発した。デモ隊は銀座一帯を制圧、警察権力による苦し紛れの一名不当逮捕をはねのけて、万余の労働者、市民と合流した。

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