候補者ハガキ発送に怒り 検察庁から裁判所へデモ 新潟
11月29日、新潟で「裁判員制度はいらない! 大行動in新潟」が40数名で行われました。この行動は最高裁から候補者へハガキが発送された翌日であったこともあり、マスコミを含めて圧倒的な注目と共感を呼ぶ行動となりました。はじめに新潟市の繁華街で宣伝をやり、労働者市民に制度の反動性を訴えました。その後、近くの公園で集会を行い、メインストリートの古町通り3キロをデモ行進、新潟弁と関西弁を交互にした「裁判員制度、いらんこて~」と訴えました。
集会では、参加者は裁判員制度が労働者民衆を支配機構の中に取り込み、帝国主義の危機延命を図るものであり、現代の「徴兵制」であるという指摘や「裁判は事件の社会的背景を考えるものであるのに、裁判員制度は3~5日で重大事件の判決を出すという拙速なものであり、必ず冤罪を生み出していく」という懸念の声が出されました。
新潟の運動を呼びかけた高島章弁護士は「葉書が到着するので遅くないかという意見もあるが、これで事態は大きく変わる。今日一日だけの行動だけでなく、今後も反対運動を継続していく」と呼びかけました。さらに星野文昭さんの救援運動に関わっている女性から「裁判員制度は星野さんのような冤罪を生み出す。廃止に向けて頑張ろう」と訴えました。一緒に参加したキリスト者は「聖書には『人を裁くな』と書いてある。宗教者としてはこの制度には絶対承服できないし、心のケアがなされない」と廃止をアピールしました。
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