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「第二のフクシマ」想定した「原子力防災広域避難訓練」を徹底弾劾!

s20120217c-1.jpg 2月16日、愛媛労組交流センターとNAZENヒロシマ・徳島・岡山の共同行動として、愛媛県の「原子力防災広域避難訓練」の実施に対する抗議闘争を21人で闘い抜きました。
 この「避難訓練」は「福島第一原発の事故を踏まえ……伊方発電所の3基の原子炉が全電源喪失する事態」に備え、「30キロ圏内の住民の安全を確保する」ためと称するものです。“再稼働して、第二のフクシマが起こる”ことを平然と想定しているのです。しかも訓練はヘリ護衛艦「いせ」や輸送艦「ゆら」を始め陸海空自衛隊、行政、警察、消防、通信、病院、学校など60機関を動員した大規模有事訓練です。 

s20120217c-2.jpg 国・野田政権・電力資本・愛媛県は、「たとえ第二のフクシマを引き起こすことになっても原発を再稼働する」と宣言してきたのです。3・11から1年を前に、「原発をなくせ」「子どもの命を放射能から守れ」と必死に叫んでいる福島の労働者、農民、漁民、お母さんたちに対するこれほどの許し難い挑戦があるでしょうか! 本当に怒りが沸き上がります。
 私たちは福島の怒りとひとつになり、再稼働阻止決戦の火ぶたを切るべく、朝7時半に訓練本部である県庁前に登場しました。「伊方原発再稼働をやめろ」「第二のフクシマを想定した訓練を中止せよ」のアジテーションが響き渡り、県の職員は次々とビラを受け取っていきます。続いて、松山の原子力安全本部に移動し、のぼりを翻して申し入れ行動。「申し入れを受けるかどうか協議する」と右往左往する職員を尻目に、本部前で怒りのシュプレヒコールを叩きつけました。
 11時からは愛媛県庁内で、愛媛労組交流センターとNAZEN、婦人民主クラブ全国協の仲間が、「訓練の中止と、再稼動せずに伊方原発を廃炉にすること」を県知事に申し入れ。テレビ、新聞など多s20120217c-3.jpg数の記者が注目する中で、対応した秘書課職員に申し入れ書を渡して読み上げました。その後記者会見も行い、再稼働阻止へ活動し続けていくことを表明しました。昼休み時間には再び県庁前でビラまき、署名、マイク宣伝。昼食に出かける県職員も次々にビラを受け取り署名に応じてくれます。「庁舎内にもバッチリ聞こえてます」と教えてくれる労働者も。ビラは朝から全部で700枚が受け取られ、半日にわたり訓練本部は怒りの声に包まれました。
 今回の避難訓練は、2月20日に予定されている「伊方原発3号機のストレステスト一次評価の意見聴取会」と軌を一にして行われ、さらに2月末県議会での「再稼働容認」に向けたものです。伊方原発の再稼働をめぐる攻防はこの2月県議会から4月にかけての決戦となりました。3・11フクシマへの大結集運動を軸に、地元で粘り強く闘い、かつ中四国・全国のNAZENの力を総結集して、絶対に伊方原発の再稼動を阻止する決意です。(愛媛・H) 

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