世界の労働者と共にゼネストへ! MGC労連がストライキ
三菱ガス化学関連労働組合連絡会(MGC労連)は3月13日、世界中でゼネストに立ち上がる労働者、動労千葉をはじめ日本中で資本と非和解の闘いに決起している労働者と一致団結し、年休ストライキに決起した。合同労組かながわと東京東部ユニオンの団結の力で結成されたMGC労連は、2月26日にMGC資本に対し、労働者として当然の6項目の要求を突きつけた。これに対し、会社側は団体交渉を受けようとしない。MGC労連が労働組合として認められないなどと言って団交を拒否してきた。ふざけるな! 労働者をなめるな!
要求は、一律賃上げ4万円、組合員の懲戒解雇・報復人事撤回、全社での非正規雇用の正規雇用化、などだ。
当日の行動は、朝の葛飾と平塚の同時行動から始まった。三菱エンジニアリングプラスチックス(MEP)平塚の門前には、合同労組かながわの仲間と全逓労働者が結集し、ストライキを呼びかけるビラまきを圧倒的にやり、春闘ストライキ総決起集会を門前で打ち抜いた。葛飾のMGC(東京開発センター、東京研究所)門前では、カメラを持って監視するMGC当局と関連会社(菱東運輸倉庫)幹部による妨害をもはねのけ、ビラまきを圧倒的にやりきった。特に関連会社幹部は門内に立ちはだかり、ものすごい形相で監視。ビラを受け取る労働者をにらみつけたり、「ビラを受け取るな」と圧力をかけたり、ビラまきをする東部ユニオンの仲間に下品極まりない悪罵を投げつけたりしてきた。このような不当労働行為は絶対に許せない。労働者階級の敵そのものである。妨害にもかかわらず、多くの労働者の手にストライキ宣言のビラが吸い込まれていった。朝の双方の行動は大勝利であった。
葛飾ではこの後、最寄りの金町駅前でストライキ宣言の街宣をやり、街頭の圧倒的支持を得た。そして昼休みには平塚からの仲間も合流して、東京開発センター門前での春闘ストライキ総決起集会を圧倒的に貫徹した。集会では、ストライキに決起したMGC労連の仲間の力強い発言に始まり、「君が代」解雇された教育労働者や、障害者介護の現場でサービス残業やパワハラと闘う労働者が次々と発言。要求項目のシュプレヒコールもあり、盛り上がった。通りがかる労働者も集会に注目している。
MGC資本側は、昼休みにもかかわらず多くの労働者を門前に配置し簡易型バリケード(持ち運びタイプ)を門に設置するなど、ふざけ切った対応。運んできた管理グループの労働者もうんざりした雰囲気。菱東運輸倉庫幹部は性懲りもなくまた妨害活動を開始。しかし集会参加者は妨害をものともせず、構内の労働者に春闘勝利に向けて共に闘おうと圧倒的に団結を呼びかけました。最後は懲戒解雇攻撃と闘うMGC労連組合員の発言とガンバロー三唱で締めくくりました。
次は三菱ガス化学本社のある丸の内三菱ビル前での闘いだ。郵政民営化破綻の象徴、東京中郵がすぐ目の前。労働者の敵である大資本があちこちに居を構える丸の内での街宣は圧倒的だった。団体交渉を拒否してきたMGC資本に怒りのアジテーションをたたきつけ、丸の内の労働者に「資本主義は終わりだ!」「労働者が団結して闘えば勝てる!」「3・20渋谷に結集しよう」と団結を呼びかけました。「ストライキ」「不当解雇」の言葉が丸の内の労働者の心にも響いている。就職活動中の学生も足を止めた。「がんばれ!」と声をかけてくれる労働者もいた。
街宣終了後、ビルの中でコソコソと監視する当局に、MGC資本の不当労働行為を弾劾し時代認識で圧倒する抗議書を突きつけ、行動を貫徹した。このあと夕方の亀戸街宣で一日の行動を締めくくった。ストライキは大勝利だ!
このストライキは、「労働者に権力をよこせ」と資本と非和解で闘う世界中の労働者・労働組合と連帯し、ともに革命情勢を切り開いていくものとなった。会社側はこの闘いにどうしようもなく恐怖している。多くの労働者がMGC労連のビラに興味を持ち、共感している。ストライキは労働者を解放する。本来の怒りと団結、そして労働者の誇りを取り戻す闘いだ。ストライキに決起した仲間は、一日闘いぬいた充実感のもと、今後もますます闘争を燃え広がらせなければと決意。MGC労連は要求貫徹まで団結を強化・拡大して闘い続ける!(MGC労連・F)
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