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東海合同労組ついに不当配転を撤回させる勝利

 有給休暇取得に対する配転攻撃と闘ってきた東海合同労組SK分会が、ついに不当配転を撤回させる勝利をかちとりました。沖縄、ヒロシマ、訪韓闘争などへの参加にともなって有休を取ったことは、職場に反響とともに大きな反動を生み出しました。元の機械作業をはずして「裏方」と呼ばれる梱包などの補助作業にまわし、職場の同僚からも「下っ端」扱いさせる攻撃が始まりました。昨年3回の団体交渉と2回のストライキを打ち抜きましたが、配転をひっくりかえすことはできないままでした。 資本の分断と競争をあおる攻撃にさしあたり労働者が動員されてしまっている悔しい現実。「そんなこともできんのか」「仕事の遅いやつはとっとと辞めろ」と罵倒されました。会社がそう言わせているのです。3月までには辞めさせるのが会社の本音でした。必ず職場の同僚を資本と闘う仲間に獲得していく、動労千葉のように闘うという分会の決意が試され続けた毎日でした。3・20ワーカーズアクションに結集した全国の仲間、東海合同労組の仲間との団結の力を信じて、ついに今回の勝利の手にしました。(東海合同労組・O)
写真は、1月16日、団交に応じることを求めて第2波の昼休み45分間ストライキに突入した東海合同労組SK分会


分会の職場ビラ「タンギョル(団結)通信」から勝利の報告を全国の仲間にも届けます。
 私はついに不当配転の撤回を勝ち取りました。過去3回の団体交渉で会社は「労働法は遵守します」と言いながら、常務は「うちにはうちのやり方がある」と言って不当な配転を開き直ってきた経緯があります。配転の正当な理由は何もありません。追及した組合に対して、最後に「あなた方とは一切団体交渉をやりません」と逃げ出したのです。
 不当な配転を居直ったばかりか、団体交渉にも応じなかった中で2回にわたるストライキを打ちました。
 2月24日の愛知労働委員会で会社は団交再開の斡旋に応じざるをえませんでした。
 再開された3月18日の団交で、会社代理人の弁護士は「問題があった」と言って会社の配転に不当性があった事を認めました。会社側、特にこれまでの団交責任者として不当な配転や組合活動への威圧の先頭に立ってきた常務・工場長の在り方が全く異常だったという事です。団体交渉では、「元の機械に戻す」ことを確認しただけでなく、「組合は職場の点検査察に入る」「業務命令でも不当な扱いがあればただちに団交を要求する」ことを通告しました。
 職場の皆さんも、ひとり一人で経営者に文句を言ってもいいように言いくるめられて悔しい思いをしていることだと思います。「100年に一度の危機」と資本家が叫んでいます。労働者は景気がいい時は2倍3倍働かされて、景気が悪くなるとごみのように捨てられる存在なのか。違います。3月19日にはフランスではゼネストが闘われました。2度目のゼネストです。前回(250万人)を上回る300万人の労働者が参加したといいます。
 フランスの労働者も全国をまたにかけるゼネストを闘われました。3月17日には動労千葉がストライキを打ちました。世界中で資本主義を終わらせる闘いが始まっています。日本でも資本主義を終わらせる闘いがまさに始まろうとしています。「労働者のストライキと国際的団結で戦争をとめよう!」と。
 名古屋では3.15ワーカーズアクション、そして全国から集まった3.20ワーカーズアクションを僕ら青年労働者が実現しました。労働者を分断し、競争させ、殺し合いまでさせるような経営者、資本家を団結した労働者が打倒する時代がきているということです。
会社がバタバタと潰れ始めているのは資本主義が終わった証拠です。戦争やって資本主義を復活させることを許さず、労働者の手で資本主義を終わらせましょう!

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