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闘う学生への「監禁」でっち上げ弾圧を完全粉砕!

 4月9日午前7時、岡山の同志と広大の全学連メンバーらの住居に対して、百パーセントデッチあげの「監禁容疑」による不当な家宅捜索が行われた。広大と岡大、ひいては4・24法大決戦を前に全学連全体の組織破壊をもねらった大陰謀である。これに対し、広大、岡大の全学連メンバーを先頭に怒りの反撃がたたきつけられ、権力のデッチあげ弾圧を完膚無きまでに粉砕し尽くす画期的大勝利がかちとられた。


4月9日は新入生の授業が始まる日であり、広大の全学連は自治会をいっしょにつくろうというビラを用意し、朝から登校してくる新入生にまく予定にしていた。岡大の全学連メンバーA君も応援に来てくれていて、広大のメンバーの部屋に宿泊していた。このA君が、「監禁」されているという「事件」がいつのまにか作り上げられていたのだ。「監禁」事件の「容疑者」は、何とA君の大学の先輩であるN同志になっていた。
 その真相は、愛媛・岡山・広島の県警公安課がグルになり、愛媛に在住するA君の両親をそそのかして捜索願いを出させ、広大の全学連メンバーの住居に押し入ってA君を拉致し、「監禁事件」をねつ造しようとしたということだ。広大の学生宅の捜索としては初めて機動隊まで動員し、私服とあわせて30人にもなる部隊でアパートと周辺を制圧した。
  しかし、このとんでもないデッチあげ策動は、A君の怒りの決起によって、一瞬にして崩れ去ってしまった。警察は、「被害者」も「容疑者」も実際にはいないという現実を突きつけられ、完全に立ち往生してしまったのだ。岡山の捜索では「容疑者」のN同志が立ち会いをやったが、警察はN同志逮捕を早々に断念し引き上げた。「大捕物」の構えで勢い込んで広大の学生のアパートに乗り込んできた愛媛・広島の両県警は、捜索中に「事件」自体が消滅するという前代未聞の事態に直面して完全に判断停止状態となり、延々と10時間近くもアパートに居座り続けるという大失態を演じた。われわれが「監禁だと言うならどうして被害者をすぐに救出しないのか」と追及すると、何も答えられずうつむくばかり。ついに日没が迫る中で捜索を打ち切り、警察は脱兎の如く逃げ始めた。全学連メンバーらは憔悴しきって敗走する公安刑事どもを追撃し、徹底弾劾の怒りの声を浴びせかける。公安刑事どもは日頃の尊大な態度はどこへやら、完全敗北に打ちのめされ、ほうほうの体(てい)で退散した。デッチあげが明らかになったにもかかわらず、機関紙誌や前進縮刷版のCD(60年安保の頃の資料!)さらに「被害者」にされようとしたA君の携帯電話などを押収し去ったのは、泥棒と同じだ。警察とデッチあげ令状を出した松山簡裁には絶対に責任をとらせる。
 一人の学生革命家を「つぶす」ために数十人の公安刑事、機動隊が家族まで引き連れて襲いかかってくるというこの現実こそ、まさに革命の現実性を示すものだ。大恐慌下で崩壊の危機にあえぐ日帝国家権力は、一人の学生の決起に万余の決起を見ているのだ。だからここまで必死に弾圧してくる。しかし、一人が仲間との団結を信じて決然と立ったとき、国家権力のいかなる弾圧も無力となり、支配を崩壊させることができるのだ。4・9弾圧完全粉砕の大勝利は、4・24法大決戦爆発の号砲だ。新歓闘争に勝利し、広大、岡大から4・24法政大決戦へ進撃するぞ!(マル学同広大支部)
(写真は弾圧策動の完全破産に立ち往生する警察官)

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