狭山闘争勝利へ責任とろう! 東日本解放共闘が集会
5月23日、東京・品川の南部労政会館で、部落解放東日本解放共闘による石川一雄さんの不当逮捕46カ年を糾弾し狭山第三次再審闘争の勝利に向けた集会が開催された。部落解放同盟全国連西郡支部、杉並支部、品川支部を先頭に結集した闘う労働者・学生は、会場を満杯にし廊下にもあふれ出た。その数136人。日帝の戦争・改憲と民営化・労組破壊攻撃に屈服し、狭山闘争の解体に走る解同本部派や全国連中央の敵対を徹底弾劾し、同日の広島と大阪・西郡での集会とともに、狭山闘争の責任勢力として自らを登場させた歴史的集会としてかちとられた。
集会に先だち、2・26森本政二さんへの住宅追い出し強制執行実力阻止闘争の記録を上映し勝利の地平を確認。東日本解放共闘議長の田中康宏動労千葉委員長の主催者挨拶、石川一雄さんの5・23メッセージ、杉並支部の狭山闘争アピールは、国家権力による狭山差別裁判への怒りをかきたてると同時に、労働者階級には差別分断を打ち破る力があること、帝国主義国家権力と非和解で闘う石川さんと西郡闘争の中に狭山勝利-部落解放の道があることを鮮明にさせた感動的な内容だった。
闘いの前進に恐怖した大阪府警は、5月12日、八尾北医療センターへの不当捜索を立会いも認めず強行した。その弾劾闘争のDVDが上映され、八尾北労組・西郡支部から戦闘宣言が発せられた。これを受けて品川支部と杉並支部が西郡と団結を固めて闘うと確信に満ちて発言。会場は熱い拍手に包まれた。闘いの決意を東京労組交流センター代表などが述べた後、全学連の学生が獄中12人の学友の奪還へ火を吐くようなアピールを行った。この日の集会は、前日の法大弾圧粉砕総決起集会の高揚を受けて、冒頭から全発言者が法大弾圧粉砕に立ち上がることを訴えた。まとめに立った解放共闘の井上長治事務局長は、行動方針として動労千葉が呼びかける6・14-16集会への総決起を提起。残り3週間、組織化に全力を尽くすことを誓い合った。(T)
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