広島・福島町で狭山・住宅闘争を圧倒的にぶちぬく!
5月23日、広島市西区福島町の地域福祉センターで、「石川一雄さん不当逮捕46カ年糾弾! 狭山第3次再審闘争勝利! 部落解放広島共闘集会」が開催された。定員50の会場だったが、広島の闘う労働者、学生を中心に続々と会場に詰めかけて75人が集まり、闘う団結の熱気が覆った。集会後は全国連西郡支部員と八尾北労組組合員、福島町で住宅闘争を闘う住民が先頭に立って、福島町の住宅の間を通るデモ行進を行い、「狭山差別裁判糾弾!」「応能応益家賃制度絶対反対!」「生きさせろ!」の声が響き渡った。
権力に屈服し、「広島差別事件」なるものをデッチ上げて労働者階級を分断しようとする全国連本部派の敵対を粉砕し、ついに福島町に闘う部落解放闘争、住宅闘争の火柱が立った! 同時に5・23福島現地闘争は、法大大弾圧をぶっとばし、6・14-15総決起を誓い合う労学の圧倒的団結をうち固める闘いとなった。 集会はまず石川さんの5・23メッセージの読み上げから始まった。そして、全国連西郡支部と八尾北労組のアピール、戦前の水平社運動弾圧にも使われた暴処法を適用した法大大弾圧とたたかう全学連の中島敦史君(5・29法大弾圧被告)の熱烈な特別アピール、広島解放共闘議長を務める広教組の仲間からの基調提起に続いて、4大産別を中心とする労働組合、車椅子でかけつけた反戦被爆者の会の大槻泰生さんはじめ、広島星野さんを救う会、広大解放研、婦人民主クラブ広島支部などが続々と決意表明を行った。登壇して発言した労働者、学生は実に20人をこえ、集会は予定を30分もオーバーしたが、階級的団結を固める感動的な発言が次々と行われ、あっというまであった。
西郡支部と八尾北労組は、2・26強制執行実力阻止闘争の勝利の核心が強固な階級的団結をつくりあげた点にあること、この団結の拡大と強化のみが住宅闘争に勝利し、戦争・改憲と民営化・労組破壊の攻撃をうち破っていく唯一の道だと鮮明に提起した。そして全国連本部による西郡闘争への敵対や「広島差別事件」デッチ上げなどが何の説得力も迫力もないのは、デマの上にしか成り立っていないからだと喝破した。地元福島町で住宅闘争を闘う労働者が、職場の労働組合員とともに晴れやかな笑顔で登壇、労働者の団結で勝利するときっぱりと決意を表明し、満場の拍手が巻き起こった。
すべての参加者が、差別・分断をうち破って労働者が一つの階級として団結することのすばらしさに感動した。そしてその感動が、新たな闘いのエネルギーをうみだした。これこそが階級的労働運動であり、真の部落解放闘争だ。広島解放共闘は、階級的団結の砦として新たな躍進を開始した。
これとまったく対照的だったのが、革共同から除名された旧与田派残党らを中心とする全国連本部派である。彼らは何と5・23狭山闘争は放り投げ、関西や関東からの「応援」までえて、やっと10人ちょっとの人数で解放共闘の集会場前に恐る恐るやってきた。ところが集会防衛隊に一喝されて黙り込むのみ。結局誰にも相手にされず、シュプレヒコールのふりだけのアリバイ写真をとり、集会開始の30分以上も前に逃げ散った。仰々しく全国から人をかき集めてやった「6・1真相報告集会」なるものから1年。旧与田派残党の「広島差別事件糾弾闘争」なるものは、その反動的政治性、デッチ上げ性ゆえに、糾弾する主体自身に何の怒りもなく、完全に崩壊してしまったのである。
広島の労働者、学生、闘う人民は、6・14-15総決起から8・6ヒロシマへ、あらゆる体制内反動派との党派闘争を激しく闘いぬき勝利する。(広島・W)
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