大阪市役所前で集会・デモ 「学力テスト反対」 団結と教育の破壊許さない
5月24日、「改憲・戦争阻止大行進 大阪市」が主催し、大阪市役所包囲集会・デモを行いました。
集会に向けては、総力で桃谷駅や今里駅での街宣、区役所や民営化された下水道職場へのビラまきを行い、教育労働者の仲間は精力的に学校分会を回りました。街頭でも学校でも多くの労働者が積極的に署名に応じ、討論になりました。
集会に向け、大行進の定例会では学校の民営化の実態についての学習会を行いました。ここで見えてきたことは、1995年の日経連「新時代の『日本的経営』」から始まる雇用破壊攻撃と同時に学校選択制と小中一貫校が制度化され、それを貫徹するために石原都知事や橋下大阪市長が投入されたものの、その度に教育労働者の反撃で押し返してきたということです。また、勤評闘争が朝鮮戦争休戦後の1956年から始まり、総評全体に大きな影響を与えたことを考えると、学力テストで教育労働者の団結を解体した後に戦争が始まるのではなく、すでに戦争情勢に突入している中で、今私たちの学力テスト絶対反対の闘いが戦争の開始を押しとどめていることもはっきりしました。
集会の司会は、大阪市教組の仲間が行い、基調を大阪市職の仲間が行いました。安倍・トランプによる戦争がいつ始まるともわからない状況の中で、労働者の闘いが拡大し、全国港湾の4月14日朝からの48時間ストライキをはじめ、ストライキのうねりが始まっています。さらにG20大阪サミットを使った戒厳令の予行演習ともいうべき情勢の中で、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部が弾圧を打ち破って団結を守り抜いています。今、学力テスト絶対反対で教育労働者が立ち上がっていることが、吉村前市長の攻撃を空洞化させ、改憲・戦争を押し返しているのです。
集会では、日教組奈良市が実力闘争を復権させた去年の座り込み以降の闘いについて発言し、全国金属機械労組港合同昌一金属支部の仲間は、田中機械の闘いの歴史が今、関西生コン弾圧、学力テストとの闘いにつながっていると発言しました。また、「大阪星野文昭さんを取り戻す会」の仲間が、仮釈放不許可の大弾圧をともに打ち破る決意で、7月5〜6日に守口市で星野絵画展を開催すると述べました。大阪市教組の仲間の力強い決意で集会を終え、デモに出発しました。
デモでは街中の人からの圧倒的注目があり、新たな参加者もありました。このような音の出る闘いを結集軸にし、さらに多くの仲間を作っていきたいと思いました。
(大阪 自治体労働者・A)
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