北九州で羽広さん先頭に国鉄集会が大成功!
5月24日、北九州・小倉の「ムーブ」で開催された国労小倉地区闘争団NIPPO事業部主催の北九州労働者集会が大成功した。
この集会は、8労組・25個人が賛同し、この日、秋田で行われる国鉄集会と一体の国鉄1047名闘争勝利、国労5・27臨大闘争弾圧粉砕の九州集会として行われ、同時に労働者の街・北九州市の首切り・賃下げ、民営化・道州制をぶっ飛ばす闘う労働運動の本格形成をめざす画期的集会となった。
4・25尼崎闘争の模様を伝えるビデオ上映の後、ス労自主小倉分会の開会あいさつをうけ、動労千葉争議団の中村仁さんが発言(写真)。「動労千葉のように闘えば勝てる。1047名闘争に勝利し、道州制攻撃を粉砕しよう。資本家を打ち倒し世の中を変えよう」と熱烈に訴えた。さらに集まった九州の国労闘争団員の中からAさんが、「最高裁の判決が出ても闘えますが、政治解決によって和解をしてしまえば、闘えなくなる。そうなれば、彼らと別れても最後まで解雇撤回で闘う」ときっぱりとした姿勢を表明した。
富田益行国労5・27臨大闘争弾圧被告団長は、5・27弾圧粉砕闘争から脱落した松崎被告や旧弁護団が凍結されてきた『許さない会』を勝手に名乗ったことに触れ、「『8被告のため』などと勝手なことを言っているが、彼らの運動は『不当労働行為はあったが解雇は有効』とする9・15反動判決や3・25反動判決を評価し、国労本部を批判しない運動だ。私たちを警察に売り渡した国労本部を批判・対決しないで5・27弾圧と闘えるのか」と厳しく批判した。
圧巻だったのは羽広憲さんの基調報告だ。羽広さんは、大恐慌下で第2次国鉄決戦=国鉄1047名闘争の重大な意義を提起した。また「3・25判決を1ミリでも認めたなら労働者の権利も労働組合の存在意義もなくなる」「国鉄1047名闘争勝利のカギは4者4団体路線との対決だ」と訴えた。また「国労本部が腐敗しているというのは、ただ単に指導部たり得ないからだけではない。警察権力と完全に一体となっているからだ」と批判し、5・27臨大闘争弾圧の重大さを訴え、6・14-15全国闘争から11月労働者全国集会に総決起していく決意を述べた。
道州制攻撃と対決する福岡市の自治体労働者、福教組の労働者、合同労組レーバーユニオン福岡から5月沖縄行動を闘った青年労働者が発言、県と資本一体となった偽装廃園による労組破壊・解雇と闘う虹ヶ丘労働組合、百万人署名運動福岡県連絡会から5・23玄海原発へのMOX燃料搬入阻止現地闘争の報告と裁判員制度廃止にむけた5・21福岡行動の報告、動労西日本から広島支部の山田和広副支部長、さらに北九州市の派遣労働者、最後に、北九州許さない会の呼びかけ人であり、前九州国際大学学長の竹内良夫さんが、「本当にすばらしい発言ばかりで今日は興奮しています。国労5・27弾圧との闘いは、無罪を獲得するだけの運動であってはならない。1047名闘争の勝敗を賭けた闘いです。皆さん、羽広さんの闘いを支える『5・27基金』の会員になってください」と呼びかけた。(A)
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