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国際通りデモの高揚を引き継ぎ、5・14夜の沖縄現地集会に350人

s20110516a-1.jpg 5月14日夕、那覇国際通りデモの勝利感を引き継ぎ、那覇市民会館ホールで「復帰」39年5・14沖縄集会が実行委員会主催で開かれ、350人が参加した。掲げられたスローガンは、「国鉄1047名解雇撤回! 安保粉砕・基地撤去を! 闘う労働運動を甦らせよう!」だ。
 3・11大震災と大津波、原発事故に乗じていち早く在日米軍・海兵隊が被災地に派遣され、朝鮮有事に向けた日米共同軍事作戦が発動される中、沖縄では突如、普天間基地の嘉手納統合案が取りざたされている。開会あいさつで実行委員会の真喜志康彦さんは、「沖縄の怒りはもはや固い岩盤のようになっている。沖縄の怒りと反原発の闘いはまさに一体のものだ」と喝破した。 

s20110516a-2.jpg 沖縄の青年労働者が提起した基調報告も、反原発・反核闘争と沖縄闘争が一体のものであることが圧倒的な迫力で提起された。「日米安保体制のもとで、日本政府は原発という名の核武装を推し進めてきた。アメリカ政府は沖縄を核基地とし、原子力空母や原潜の母港としてきた。核・原発と安保と沖縄が帝国主義の戦後体制を支えてきた。3・11情勢下の安保・沖縄闘争は、安保粉砕・基地撤去・全原発廃棄を掲げて闘うということだ。原発で働く労働者が被曝労働をさせられているように、基地労働者も戦時の危険な仕事をさせられている。この点でも同じ課題の闘いだ」「私たちは、職場生産点から反基地・反原発を解雇撤回と一体で闘いとっていこう。職場闘争を燃え上がらせれば、反基地や反原発の言葉も湧き出る。エジプト革命も拠点職場の存在が鍵だった。拠点職場を建設し、職場を変え、地域を変え、社会を本当に動かす存在になろう!」と呼びかけ、さらに踏み込んで「拠点職場の建設ともうひとつ、労働者の党の建設が重要だ。労働者の思想や怒り、希望を体現し、維持し、深め、実践するための党。路線と時代認識をしっかり持った、すべての労働者と人民の最高の団結体としての党をつくろう!」と提起した。最後に「僕らが求めているのは未来だ! 人間が生きていける未来をよこせ! 労働者を犠牲にして生き残ろうとするこの社会を終わらせよう! 3日間の沖縄行動をもって沖縄5月革命の火柱を上げ、この闘いを職場に持ち帰って6・5国鉄集会に3000人を組織しましょう!」
 この基調提起は、沖縄現地の労働者、被災地・宮城、福島から駆けつけた多くの労働者・学生を始め、全国から結集したすべての労働者・学生をわしづかみにするものだった。3日間の沖縄行動が、反基地・反原発、大失業攻撃と闘う荒々しい闘いを生み出そうとしている。(M) 

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