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6・15国鉄集会 労働運動再生へ決意 動労千葉・関委員長、渾身の提起

11月集会へ運動を再出発させる厳粛な決意を込めて団結ガンバローの拳を上げた(6月15日 千葉市)

国鉄闘争全国運動は6月15日、千葉市民会館で全国集会を開き、520人が集まった。前日の改憲・戦争阻止!大行進のデモの熱気と不当弾圧への怒りが冷めやらぬ中、集会は新たな飛躍を決意する歴史的な場になった。国鉄1047名解雇撤回闘争に勝利すると共に、戦時体制構築の先頭に立つJR東日本が始めた大再編攻撃と徹底対決する陣形が築かれた。また、今年の11月労働者総決起集会を巡る困難な状況を突破するために必要な変革を成し遂げ、11月集会に万余の結集を実現すると誓い合った。
国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重さんが開会あいさつで、決戦に入った国鉄解雇撤回裁判の勝利へ全力の取り組みを訴えた。また、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部、全国金属機械労組港合同、動労千葉の共催で今年の11月労働者総決起集会を開くことが困難になっている状況を明らかにし、本集会は緊張感をもって11月への覚悟を固める場だと提起した。
改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の高山俊吉弁護士は、世界は動乱・内乱の時代に入ったと喝破し、戦争を必然化する帝国主義を打ち倒す闘いを訴えた。
三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんは、耕作権裁判の反動判決を徹底弾劾し、動労千葉との労農同盟をさらに強めて闘うと表明した。

運動を検証し変革と飛躍なし遂げる

動労千葉の関道利委員長が「国鉄闘争勝利・労働運動再生に向けた再出発」と題して基調報告を行った。3労組とそれを支える労組交流センターの運動の中で起きた深刻な女性差別事件をきっかけに、今年の11月労働者集会が3労組の共催とはならない状況にあることを明らかにし、自らの運動が被抑圧民族人民や女性たちの血叫びと闘いを真に自らの課題にしていたのかを検証しなければならないと提起。そして、動労千葉は単独でも11月集会を呼びかける決断を下したと宣言し、運動の再出発へ共に力を合わせようと訴えた。
韓国鉄道労組ソウル地方本部のカンジョンナム本部長は、ユンソンニョル打倒から社会大変革へ闘うことを表明した。

戦時下の労組壊滅攻撃に立ち向かう

JR東日本との新たな闘いへ、動労千葉の渡辺剛史書記長と動労総連合水戸の照沼靖功委員長が決意を表した。渡辺書記長はJRでの大事故続発を弾劾し、鉄道部門をないがしろにするJR東日本の大再編攻撃に断固立ち向かうと宣言し、照沼委員長は、現業部門を全面外注化して労組の最後的な解体を狙うJRと徹底対決する意志を示した。
動労千葉の中村仁副委員長が解雇撤回へ闘う決意を述べた。
動労千葉弁護団の藤田正人弁護士は、解雇撤回裁判で昨年11月に東京地裁が出した反動判決を厳しく批判し、裁判闘争勝利のためには裁判所を包囲する運動の力が必要だと強調した。国鉄闘争全国運動呼びかけ人の山本弘行さんは、東京高裁宛て署名を今こそ爆発的に拡大しようと訴えた。
久留里線と地域を守る会の三浦久吉代表は、JRの廃線方針に君津市も追随する中、守る会は5月31日の第3回総会で廃線反対の運動を粘り強く継続する方針を決めたと報告した。
動労東京環境アクセス支部の宮本恵実支部長は、大会でスト権を確立した同支部は近日中にストを決行すると宣言した。自治体労働者の青年は、前日のデモを起点に日米安保同盟を粉砕する闘いに立とうと力説した。全学連の亀井陽慧副委員長は、前日に不当逮捕された女子学生の早期奪還を訴え、排外主義や女性差別と対決し、6~8月の反戦闘争を全力で闘って11月に向かおうと訴えた。
国鉄闘争全国運動呼びかけ人の浅川雅己さんが集会をまとめ、解雇撤回を拒否して不当労働行為を居直り、戦争体制づくりの先頭に立つJRとの闘いを呼びかけた。そして、11月集会の陣形の立て直しが迫られ運動が転換点を迎えた今、団結して困難を突破しようと強調した。動労千葉の渡辺書記長のリードで団結ガンバローの拳を上げ、新たな決意を固め直した。

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