法大闘争がドイツ・ヨーロッパに反響呼ぶ
ドイツの『左翼新聞』(Linke Zeitung)が6月9日、法大闘争を外国欄のトップで大々的に取りあげたこと(写真)をきっかけに、次のような感動的なメールがドイツの左翼から寄せられた。法大闘争をとおして、ドイツを始めとしたヨーロッパにおいて、日本の全学連や革共同、動労千葉が急速に注目されはじめていることがはっきりとわかる。以下、紹介します。(KH)
【ドイツから寄せられたメール】
インターネットで、東京の法政大学について知りました。今勉強中です。もちろん、ドイツではこんなことはだれも知りませんでした。
ドイツと日本はお互い遠い国です。でも私は、古くからのトロツキストとして、伝説的な革共同(中核派)のことは、とくに三里塚闘争の関連で1972年以来知っています。”トロツキストのサムライ”といったイメージですね。
ドイツには、革共同(中核派)のような豊かな経験をもった組織はありません。1970年代において勢力を伸ばしたトロツキストの一派(マンデル派)がありましたが、今では勢力を失っています。また最近において最大のトロツキスト組織と言えばSAV(社会主義的オールタナティーブ)ですが、「左翼党」(東独・社会主義統一党の後身)への加入戦術を取っているため、そこから脱退する人も少なくありません。私自身は今は組織に所属していません。
私は今、革命的で国際的な通信ネットワークを建設することに興味をもっています。そうして、アメリカに支配された独占的な親資本主義的マスコミをうち破りたいと考えているのです。アジアについては、まず日本の労働運動・学生運動について情報を得たいです。また、北朝鮮とアメリカの問題について、韓国民主労総について、中国・ベトナム・フィリピンの状況について知りたいです。
もちろん、革共同の歴史についても知りたいと思っています。私自身が革共同について今までのところ知っていることは、〈革共同は日本で最大の、そして最も伝統的な組織であり、マンデル派やモレノ派、ランベール派やトニー・クリフ派など国際的なトロツキズムの潮流には属したことがなく、非常に戦闘的な伝統をもった組織である〉ということです。
今後お互いに情報交換ができれば大変にうれしいことです。
革共同のすべての同志のみなさん! 全学連や動労千葉をはじめ大衆団体で闘っているすべての同志のみなさん! ドイツから社会主義者として連帯の挨拶を送ります。
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