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岐路に立つアメリカン・アクスルでのストライキ闘争



 3600人の組合員による80日間の強力な長期ストライキののち、5月16日、GMに部品供給をおこなう子会社アメリカン・アクスルにおいて、UAW(全米自動車労組)に加盟している同社労組と経営との間で仮協約が締結されたとの報道がおこなわれている。労組側交渉団は仮協約の内容を5月18日にデトロイトで組合員に説明するとしており、今のところ詳細を明らかにしていない。組合員による批准投票がいつおこなわれるのかもまだまったく不透明であり、ストはまだ継続中の状態だ。

 UAWは昨年、年金と医療制度の全面破壊攻撃にたいしてGMで形ばかりの全国ストを打ったが、わずか2日で中止した。これへの怒りが組合員の中にあふれている。それが爆発したのが、このアメリカン・アクスルでの闘いだ。 GMでのストはアメリカン・アスクルだけではない。4月中旬からミシガン州ランシングの工場(ビュイック アンクレイブを生産)で、また5月5日からはカンザスシティのフェアファックス工場(「2008年北米カー・オブ・ザ・イヤー」のシボレー・マリブを生産)でストに突入した。ランシング工場では協約を投票で批准し、5月19日から職場に復帰する模様であるが、フェアファックス工場でのストは2400人の組合員でなお意気軒昂と闘われている。(RE)

(写真上二つはアメリカン・アクスル社前の抗議闘争。下は5月5日午前9時、カンザスシティのフェアファックス工場でUAWローカル31の労働者がストに決起し、ピケを張った)

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