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核燃解体・日帝の核武装阻止へ青森で連続行動

 11月22日、青森市で行われた反核燃闘争に参加してきました。「核燃・再処理・プルサーマル反対!」の訴えに沿道の人々がうなずくなか、市内デモを断固貫徹。その後、文化会館での「2009反核燃秋の共同行動」に合流。「下北原子力半島化を阻止しよう!」と地元青森が戦闘宣言し、再処理・原発に反対する宮城・岩手・函館が共闘の決意表明。8・6広島─8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委からは、ス労自主の入江史郎委員長が「核も原発も動かすのは労働者。職場の労働者、日本・世界の労働者と団結して闘おう」とアピールした。
 

 ●六ケ所再処理工場の真下に活断層!
 渡辺満久氏(東洋大教授)講演会は衝撃だった。再処理工場一帯にたわんだ地形を発見、震度6をこえる地震が発生した可能性を示す地質構造だという。翌日、六ケ所現地での露頭観察会で地層が海岸に向かって数度傾いているのを実際に見た(写真)。幾度となく大地震を引き起こした活断層が直下にある場所に、膨大な放射能を扱う施設が建設されている。再処理工場は即時解体あるのみだ!
 今回の連続反核燃行動で画期的だったのは、22日夜の反戦反核学習会だった。講師は核問題研究情報センター代表の吉田義久さんで、タイトルは「世界恐慌情勢における日本の核武装」。戦争と核の問題を労働運動と革命の決定的問題として統一的に提起した。1929年─30年代恐慌とルーズベルトのニューディール政策、GMフリント労働者の決起と勝利、労働者の核開発への動員と国際的団結の破壊、戦後の米帝の延命そして再びの世界恐慌情勢……。こうした歴史的経緯に触れながら、第2次大戦直後に核兵器反対デモ、2008年にイラク反戦ストに決起したILWUと国鉄分割・民営化に絶対反対を貫いて闘ってきた動労千葉との合流の中に、労働者の未来はあると強調した。
 さらに改憲と核武装を東アジア共同体づくりの最大課題とし、非正規労働者の被曝労働で成り立つ核燃を推進する民主党・連合政権を徹底的に批判。核兵器こそ帝国主義の最後のよりどころであり、核兵器生産労働の現場・六ケ所再処理工場こそ日帝のアキレス腱と指摘し、核に反撃する労働組合をつくっていくことを訴えた。
 この提起を受けて活発な意見交換が行われた。「核と労働者は絶対に非和解」「六ケ所の労働者とつながり、反戦反核を闘っていきたい」と地元労働者。「再処理工場への多重派遣問題は許せない。六ケ所は日本の労働者が置かれている実情そのもの」「正規・非正規の分断を克服し、核燃・核武装を阻もう」と靑森に駆けつけた労働者。靑森の闘う労働者人民との団結を打ち固め、12月「もんじゅ」運転再開阻止・廃炉闘争へ決起しよう。(東京・W)

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