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迎賓館・横田爆取裁判、弁護側立証を貫徹

 11月24日、迎賓館・横田爆取デッチ上げ弾圧裁判の差し戻し審第19回公判が開かれた。東京地裁・林正彦裁判長はこの日、弁護側立証を強引に終わらせた。次回、12月24日には検察官による論告求刑が行われる。東京高裁による2006年の一審無罪判決破棄の暴挙を受けて開始された差し戻し審は、警察・検察と司法権力のあらゆる卑劣なあがきにもかかわらず、回を重ねれば重ねるほど、3被告の無実をますます明らかにする場となってきた。追いつめられた日帝権力は今や「迅速裁判」方針に転じ、判決へと一気に突っ走ろうとしている。決戦の到来だ。

 この日の法廷では、冒頭で被告同志から、無罪立証を妨害する「迅速裁判」など許されないという怒りがたたきつけられた。続いて弁護人の冒頭陳述が行われたのち、弁護側証人として出廷した物理学者の吉田義久さんへの証人尋問が行われた。吉田証人は、被告・弁護側が開示させた岩手借家からの押収メモについて、その内容がロケット弾に関係するものとはとうてい言えないことを、専門家でなくても分かるようなていねいな説明によって明快に証言した。さらに、岩手裁判で検察側立証に使われたナベ爆弾の爆破実験ビデオが、今度は逆に弁護側立証を補強する証拠として上映された。そして最後に、金沢借家に関する須賀武敏同志への本人尋問が行われ、金沢借家が須賀同志が一人で病気療養のために住んでいた場所であり、須賀同志らがそこで「ロケット弾の信管を製造していた」などという検察側の主張がいかに荒唐無稽なものであるかが完全に明らかにされた。
 これらの立証に圧倒された検察官の反対尋問は、彼らのうろたえぶりを次々とさらけだすものとなり、法廷の失笑を買った。
 12月24日の論告求刑に続き、最終弁論は来年3月23~24日、判決日は6月2日と指定された。一切は、この年末から来春にかけての、闘う労働者階級と民主党・連合政権との激突、そこでのぶち抜きにかかっている。徹底的に闘い、勝利の道を実力で切り開こう(S)

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