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ドイツ『左翼新聞』が全学連とのインタビューを詳しく報道

 このかん、11・1労働者集会や韓国・民主労総労働者大会、サンヨン自動車闘争を取りあげてきたドイツ『左翼新聞』が11月22日付で、第4弾として全学連とのインタビュー(11月4日に行われた)を詳細に報道している。

http://www.linkezeitung.de/cms/index.php?optionfiltered=com_content&task=view&id=7680&Itemid=199

以下、抄訳で紹介します。
 「全学連と言っても今では複数存在すると聞いているが」という問いに対して:
 「たしかに、そのとおりです。私たちの場合は、マルクス主義学生同盟・中核派によって指導されており、プロレタリア世界革命の路線をとっていることで全学連の歴史的地平を正しく受け継いでいると考えています。カクマル系全学連というのもありますが、それは革命の仮面をかぶっているものの、実践的には逆のことをやっている。日共系全学連は、日本共産党の改良主義的・体制内的路線につき従っています」
 「私たちは、革命的共産主義者同盟とともに闘っています。革命的共産主義者同盟も60年安保全学連も、50年代における日本共産党の数々の裏切りや56年ハンガリー革命にたいするソ連の血の弾圧に憤激し、その中から生まれました。50年代末から70年代初めにかけて安保闘争や沖縄闘争、大学闘争が激しく爆発しました。そのため、70年代・80年代は全学連や革共同に対する国家権力の弾圧やカクマル派による襲撃が相次ぎました。90年代の初め以降、革共同は労働組合運動とレーニン主義的労働者党の建設に力を入れるようになりました。これを私たちは今日、『階級的労働運動路線』と呼んでいます」
 「このかんの法大闘争について概略紹介してほしい」という問いに対して:
 「2006年の3月、キャンパスでの立て看が禁止されるという事態から事は始まりました。この時以来、学生はキャンパスで自由に物が言えなくなりました。ビラまきや演説も禁止です。2006年3月以降、110人の学生が逮捕されました。大学当局と警察は一体で動いています。逮捕されれば23日間は勾留され、起訴されれば半年は勾留されます。最近では、学生運動に対して暴処法という労働組合弾圧のための戦前以来の法律が適用されました。今、全学連委員長や書記長、法大文化連盟委員長や副委員長をはじめ8人の学生が半年以上も勾留されています。しかし、私たち全学連と法大文化連盟は、『一人の仲間も見捨てない』という精神で連日法大に登場して闘い抜いています。どんなに当局や国家権力の弾圧が吹き荒れても、私たちは団結を拡大して闘争をますます強化していきます」
 「ドイツの学生は日本の学生に対して何ができるか」という問いに対して:
 「ドイツの学生のみなさんが私たちに手を差し伸べてくれるなら、それはうれしいことです。でももっとすばらしいことは、ドイツの地で強力な学生運動を展開してくれることです。私たちが直面している弾圧にたいして、ドイツや世界のみなさんが抗議の声をあげてくれば、それは大きな支援ですが、大切なことは全世界で学生運動を巻き起こすことですね」
 「どのようなスローガンで闘っていますか」という問いに対して:
「新自由主義反対!教育の民営化反対!」それと「われわれの大学・教育・未来を奪還しよう!」です。

ドイツ『左翼新聞』のインタビューは、ドイツの読者に対して、ベルリンの在独日本大使館と法政大学への抗議のメール、そして全学連との交流を「国際連帯の精神で呼びかける」と結んでいる。じつに感動的だ!(Ke)

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