10・7一周年 イスラエル大使館に実力抗議
パレスチナ蜂起から1年の10月7日、首都圏の改憲・戦争阻止!大行進が、ガザ大虐殺を強行するイスラエル・米帝とこれに加担する日帝・石破政権に煮えたぎる怒りを爆発させ、全学連を先頭に東京・千代田区のイスラエル大使館に対して実力抗議闘争をたたきつけた。夕方からは800人の結集で新宿反戦大デモを打ち抜いた。10・7蜂起を断固支持し、パレスチナ人民と連帯する闘いは全国各地で取り組まれた。
全学連先頭に激突
午後3時。300人がイスラエル大使館近くに結集。車道を隔てたそのすぐ先が大使館だ。鉄柵を背に阻止線を張る警視庁機動隊と車道を挟んで対峙しながら、隊列を整える。
「いくぞ!」。全学連の矢嶋尋委員長がマイクを握り号令を発した。全学連の白ヘル部隊は一斉に駆け出し、機動隊と激突。そのまま押し込み突破を図った。公安警察は慌てふためき鉄柵の後ろに回り込む。矢嶋委員長は「警察は不当な規制をやめろ! パレスチナ人民虐殺に加担するな! イスラエルはガザ虐殺をただちにやめろ!」とたたみかけた。労働者も機動隊と激突しながら前へ前へと押し寄せた。隊列は車道にあふれ、大使館周辺を騒然たる状況にたたき込んだ。
機動隊はたまらず後退。鉄柵を挟んだ攻防が続く中、全学連の齋藤晴輝書記長が「ガザで4万人を虐殺し、レバノン空爆で中東全体に戦火を広げるイスラエルの大使館が平然と業務を続けることをどうして許せるか! 世界の労働者と共に立ち上がる私たちを警察機動隊が弾圧する——ここにイスラエルの虐殺に加担する日本政府の姿がはっきり示されているではありませんか」と弾劾。学生、労働者も次々と発言に立ち、パレスチナ人民との連帯にかけて一歩も引かず闘い抜く決意を示した。矢嶋委員長は「虐殺に加担している日本の警察・国家権力を実力で打倒し、戦争を止めよう」と戦闘宣言を発した。
新宿で大反戦デモ 駅頭が「解放区」に
午後6時。学生・青年や外国人らが飛び入りで続々と合流し、新宿駅東口前で大集会が開かれた。駅頭はパレスチナ連帯の熱気で「解放区」となった。大行進の高山俊吉弁護士は「中国侵略戦争を進める石破内閣を絶対に許さない。命をかけて阻止することを決意しよう」と訴えた。矢嶋委員長の基調報告を受け、米帝・イスラエルを支持し戦争に突進する日帝・石破を11・3日比谷の大デモで倒そうとの発言が続いた。
新宿駅を一周する長蛇のデモは、街頭のガザ大虐殺への怒りを解き放った。道行く人々の声援は途切れることがなく、沿道から次々とデモへの合流があった。
この日の闘いは、「8・6広島」のような実力闘争を首都のど真ん中で実現し、闘う中東人民をはじめ全世界に発信された。
この記事へのコメントはありません。