全学連大会2日目、斎藤委員長・坂野書記長の新体制を確立!
全学連大会1日目(既報)に続き、2日目の議事は、中執から「秋に向かって自分のキャンパスで何をするのか、具体的な討論をしよう」という提起で始まった。口火を切ったのは、被災地の福島、東北から駆けつけた学生だった。全員登壇し、福島大1年生が「一番切実に言いたいのは、原発を止めてほしいことと、子どもたちを守ってほしいことだ」「福島と連帯するなら今しかない。福島を二度と繰り返してはいけない」と感動的なアピールを行った。被災直後から立ち上がり、自治会の力を軸に反原発闘争と「教育の民営化」粉砕闘争を牽引してきた東北大学学生自治会の仲間、日就寮の仲間が続いて発言した。
これに続き、法政大学の仲間が全員登壇し、新自由主義大学と対決し、国家権力にも打ち勝って勝利してきた6年間の法大闘争の地平を確信に満ちて訴えた。4時間にわたる討論では、キャンパスでの実践でつかんできたものを土台に、原発再稼働阻止・学生自治会建設の秋の決戦に向かっての方針と学生の生き方をめぐり、白熱的討論が行われた。京都大、富山大、広島大、首都圏で闘う学生が決意を表明し、大会初参加者も続々発言に立った。討論のまとめを全学連委員長代行の坂野陽平君が行った。また、法大弁護団として藤田正人弁護士が駆けつけ、来賓あいさつを行った。
そしてついに、全学連の新たな中央執行体制が発表された。新委員長に法政大学の斎藤郁真君、副委員長に東北大学・石田真弓君、京都大学・大森靖之君、広島大学・鈴木研也君、書記長に上智大学・坂野陽平君、書記次長に法政大学・洞口朋子さんが就任し、全参加者が圧倒的な拍手で承認した。6年間全学連委員長を務めた織田陽介君が万感の思いをこめて、退任のあいさつを行った。「法大闘争は支配階級と対等にわたりあい、圧倒する人格を生み出し、勝利した」と6年間の勝利をがっちりと確認した。
そしていよいよ新委員長の斎藤郁真君が就任のあいさつに立った。「法大闘争は、学生の可能性を奪う攻撃を打ち破った。この勝利に確信を持つとともに、この地平にとどまってはいけない。法大闘争の地平を全国へ広げるために、私は全学連委員長として立つ」と決意を表明した。新書記長の坂野陽平君は、「11月労働者集会へ、全学連運動の新たな黄金時代を絶対に作り出そう」と訴えた。
法大闘争の死闘に勝ち抜いた地平をもって、全国300万学生と心を一つにして反原発闘争と学生運動の壮大な爆発を実現していく強固な体制を、本大会をもって打ち立てた。新体制の下、全学連は決定的に新たな時代へと踏み出したのだ。最後に、「大会宣言」を富山大生が読み上げ、副委員長の大森靖之君の音頭で団結ガンバローとインターナショナル斉唱を行い、大会は歴史的成功をかちとった。(K)
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