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「八尾市をわれわれの手で裁くぞ!」差し押さえ弾劾裁判に決起

 12月3日の八尾市議会闘争と連続して、翌12月4日、差し押さえ弾劾裁判闘争が闘いぬかれた。08年2月18日の郵便貯金差し押さえから約2年。供託者は大弾圧に屈せず団結して闘い、ついに差し押さえの張本人である八尾田中市長、橋本元建築長、石田住宅管理課次長を法廷に引きずり出すところまで来た。この日、西郡からマイクロバス、ワゴン車を連ねた大傍聴団が決起した。杉並支部、品川支部のきょうだい、ス労自主の仲間も駆けつけた。

 八尾市は解放同盟本部派・地区協と結託して、供託者の闘いをつぶして応能応益家賃による住宅追い出しを正当化しようとした。しかし、供託者は団結してありとあらゆる卑劣な供託つぶしを打ち破って、逆に八尾市の不当性を暴いてきた。2・26強制執行実力阻止に決起した森本さんを先頭に、西郡支部は11月に総決起し、国鉄1047名闘争の勝利を共に担った。そして供託者自身が住宅闘争の「1047名」として屹立し闘いを開始した。こうした階級的団結と絶対反対の闘いが敵を追いつめてきた。
 裁くのは我々だ。今や八尾市はボロボロになって法廷に引きずり出されてきている。八尾市が出してきた陳述書は、「導入時、住民にはできるだけ説明し、理解してもらった」「応能応益で家賃は安くなっている」「供託者が減ったことが八尾市の正しさの証明だ」等と書いている。ふざけるな! 人殺し同然の供託つぶしを居直り、誰も納得できないウソを平然と並べ立てる田中市長を絶対許さない。
 大阪地裁807法廷は、西郡住民と共闘の労働者で埋め尽くされた。最初に原告代理人の弁護士が「田中市長の証人採用は絶対に必要だ。権力者によって市民の権利が踏みにじられてはならない」と稻葉重子裁判長に鋭く迫った。八尾市は反論すらしない。ところが稻葉裁判長は、顔をこわばらせ八尾市側の証人から田中市長をはずし、橋本と石田を採用。供託者側からは末光議員と原告のA君の採用を告げると、「閉廷」を宣言、法廷から逃げだしたのだ。原告と傍聴者は一斉に怒りを爆発させた。「なぜ田中をはずした。理由を言え」「裁判長は法廷に出てこい」「こんな裁判があるか」「住宅追い出しの張本人を逃がすのか」と裁判長への徹底弾劾が叩きつけられた。
 総括集会で、岡邨支部長が「市長の証人不採用は断じて許せない。しかし八尾市をここまで追いつめた。闘いはこれからだ。橋本・石田を証人としてひきずり出したのは決定的だ。われわれの手で裁いていこう」、原告のBさんが「八尾北医療センター民営化阻止の闘いと一体になり、住宅闘争も次の段階に進んでいこう。団結して頑張ろう」と決意を明らかにした。
 次回公判は来春3月19日午後1時半だ。また、1月8日の明け渡し弾劾裁判も田中市長らの証人採用をめぐる裁判だ。大傍聴闘争に決起しよう。私たちは、労働者の団結した力だけが一切を切りひらくことを鮮明にし、来春決戦に突入する。(八尾北・A)

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