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伯備線事故弾劾! JR米子支社に抗議闘争

 1月23日、3人の保線労働者が列車にはねられ死亡した山陰の伯備線事故から4年、事故当日を思わせるミゾレが降るJR米子駅前に、50人近い労働者の怒りのシュプレヒコールが響き渡った。駅舎になっているJR西日本・米子支社を徹底弾劾する地元の米子・山陰、岡山、広島、関西の闘う仲間の熱気は、冷たい雨雪を吹き飛ばした。JR米子支社抗議行動は、正午からの米子駅前での街頭リレートークで始まった。街宣では、2・13の賛同署名が1時間に30筆以上集まった。その後、国鉄労働者の横断幕を先頭に押し立てて、米子支社の入口前まで肉薄してシュプレヒコールをあげて徹底的な抗議行動をやり抜いた。


 

国鉄分割・民営化以来のJR西日本の「稼ぐ」という経営方針の下、保線業務の合理化による極限的な人員削減の中で、悪天候にもかかわらず工事を強行したために触車事故は引き起こされた。この事故の責任はJR西日本にある。だが、一切の責任を当時24歳の現場の青年労働者を犠牲にして生き残りを図る極悪の新自由主義企業がJR資本なのだ。こんな現実を許してはならない! この許しがたいJR体制打倒!を掲げて、1・23米子闘争は闘い抜かれた。羽越線事故、尼崎事故と一体で伯備線事故は、民営化による資本の労働者虐殺であり、これに対しては闘う労働組合を復権させることが勝利の鍵であることを鮮明にさせたのだ。

 

 1月22日、一人の青年労働者の強制配転攻撃に組合の総力をあげて反撃する48時間ストライキ方針をうちだした動労千葉のような、「一人の仲間も見捨てない」闘いを不屈に貫く労働者・労働組合の団結だけが、大恐慌と大失業・戦争の時代に唯一、勝利することができる原動力だ。そのような団結の力を山陰の地につくり出そうと山陰労組交流センターや百万人署名運動山陰連絡会の仲間は、米子の国鉄労働者と固く団結して、職場ビラまきを始めとした闘いに決起してきた。そして1・23米子闘争と一体で、2・13全国労働者総決起集会への結集を呼びかけ、米子地域では国鉄や自治体労働者に600部以上のタブロイド版の討議資料とビラを配付した。その中で、山陰ではかつてない闘う労働者の団結がつくりだされた。その軸に国労共闘の国鉄労働者がガッチリと座ったのだ。画期的な大勝利だ。(O・T)

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